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4シーズン目に向けて「あまりプレッシャーは感じていない」とレイダースHCグルーデン

2021年09月08日(水) 10:12

ラスベガス・レイダースのジョン・グルーデン【AP Photo/Isaac Brekken】

ラスベガス・レイダースのヘッドコーチ(HC)として4年目を迎えるジョン・グルーデンには、ポストシーズン進出の期待がかかっている。

ようやく3年目を迎えるジェネラルマネジャー(GM)のマイク・メイヨックは、先週にそのことをはっきりさせた。

NFLのヘッドコーチとして両極端の経験を持つグルーデンHCは、2002年にタンパベイ・バッカニアーズを率いて第37回スーパーボウルを制覇した後、タンパベイとレイダースで4勝12敗というシーズンを経験している。メイヨックGMからにしろ、誰からにしろ、周囲から期待されることは仕事の一部だが、グルーデンHC自身にはプレッシャーが入り込む余裕はないようだ。『Las Vegas Review-Journal(ラスベガス・レビュー・ジャーナル)』とのQ&AセッションでグルーデンHCは次のように答えている。

「あまりプレッシャーは感じていない。私が十分な仕事をしたかどうかは(オーナーの)マーク・デイビスが知らせてくれる。私は何が良くて何が良くないかを知っている。私は今58歳だが、38歳の頃と同じように働くつもりだ。ベストを尽くす。これまでの結果には満足しているが、同時に現実を見据えている。問題が何かは分かっている。だが、それを心配するつもりはない」

そうは言うものの、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)のタイトルを2連覇しているカンザスシティ・チーフスと、新進気鋭のスタークオーターバック(QB)であるジャスティン・ハーバート率いるロサンゼルス・チャージャーズ、そして、一流のディフェンスを擁するデンバー・ブロンコスがいるAFC西地区で、レイダースの立ち位置はどこだろうか。グルーデンHCが言うには、まずはクオーターバックから始めること、つまりベテランのデレック・カーを試合に勝つためにベストなポジションに配置することが大事とのことだ。

メイヨックGMとの関係については、不満はないとグルーデンHCは話す。

「すごく良い。競争意識が高い。一緒にいい仕事ができていると思っている。私は彼のことを代弁するつもりもなければ、常にすべてのことに同意するつもりもない。だが、私たちはプロフェッショナルとして、どのような決断を下すかについては意見が一致している。彼の仕事に対する姿勢はとても評価している。毎日ここに来て彼に会うのが楽しみだ。一緒に笑うこともたくさんあって、楽しんでいるよ」

レイダースは2019年から2020年にかけてゆるやかな成長を遂げ、戦績は7勝9敗から8勝8敗に改善した。昨年にディビジョンを制したチーフスの14勝2敗という記録からはほど遠いが、レイダースはレギュラーシーズン中にチーフスを下した2チームのうちの1つだ。今シーズンもチーフスが圧倒的な強さを見せるとすれば、レイダースがプレーオフ進出を果たすには、ワイルドカードでの出場が唯一の現実的なチャンスと言えるだろう。

とはいえ、2016年以来プレーオフに進出していないフランチャイズにとっては、そこにたどり着くだけでも大きなハードルをクリアすることになる。

メイヨックGMは先週、「父はよく、“馬が盲目かどうかなんて気にするな、ただトラックに荷物を積めばいいんだ”と言っていた。これがわれわれの状況だ。53人の選手を集めている。かなり良いフットボールチームになると思っている。われわれは期待から逃げているわけではない」と述べている。

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