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セインツがテキサンズCBロビーをトレードで獲得

2021年09月09日(木) 12:50


ブラッドリー・ロビー【AP Photo/Justin Rex】

ニューオーリンズ・セインツがオハイオ州立大学出身の選手に再びセカンダリーの助力を求めている。

セインツがヒューストン・テキサンズとのトレードでコーナーバック(CB)ブラッドリー・ロビーを獲得すると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じた。

昨シーズンにリーグのパフォーマンス向上薬についてのポリシー違反による6試合の出場停止処分を受けた29歳のロビーは、その処分をあと1試合分残している。それが終われば、ロビーは自分と同じくオハイオ州立大学出身であるマーション・ラティモアの逆サイドで先発の役割を担うだろう。

セインツはコーナーバックの強化を必要としていることを隠そうとはせず、今週初めにはベテランのデズモンド・トゥルファントと契約していた。現地7日(火)にはランニングバック(RB)ラタビアス・マレーをリリースし、今回のロビーのトレードのような守備面での動きに向けたキャップスペースを空けている。

セインツはこれまでにも、他のNFLチームに1巡目で指名されながらも振るわなかったオハイオ州立大学にゆかりのある選手を獲得してきた経緯がある。2018年10月には元ジャイアンツ1巡目指名選手であるオハイオ州立大学出身のイーライ・アップルをトレードで獲得。アップルは2019年シーズンの終わりまでセインツで戦った。

ロビーの場合も同様の道をたどっている。キャリア最初の5シーズンはデンバー・ブロンコスでプレーしたものの、1巡目指名選手の期待に応じられないままテキサンズに移籍、過去2シーズンはいずれもテキサンズで10試合に出場し、合わせて3回のインターセプトを記録した。

ロビーはセインツが獲得した当時のアップルより優秀で、素質の高い選手だ。セインツは到着してすぐにロビーが先発級の力でプレーすることを必要としている。チーム合流が許され、セインツがシャーロットでのシーズン第2週に備える前に、ロビーには新しい仕事のメンタルな部分を消化するための時間が1週間ある。

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