フィールズ待望論を気にしないベアーズQBダルトン、「それは一番やっちゃいけないこと」
2021年09月10日(金) 00:00シカゴ・ベアーズのファンは、1巡目指名のルーキークオーターバック(QB)、ジャスティン・フィールズが先発としてプレーする姿を見たいという願望を隠していない。だが、ヘッドコーチ(HC)マット・ナギーはプレシーズンの計画通り、2021年シーズンの先発QBはアンディー・ダルトンでいくと決めている。
ダルトンとしては、フィールズ待望論を叫ぶファンやメディアには構っていられない。
「背後におびえるっていうのは一番やっちゃいけないことだ」とダルトンは『Associated Press(AP通信)』に語った。
33歳のベテランは自分がコントロールできることしか気にしない。
「要は、集中する必要のないものを排除し、どこに時間と努力を注ぐかを知るって話だ」とダルトンは言う。「俺は今そういう状態にいる。他のことは全部気にならないよ」
ロサンゼルス・ラムズとのシーズン初戦では、ディフェンシブエンド(DE)アーロン・ドナルドが彼に向かって雄たけびを上げるはずだ。ダルトンは前方のことだけに集中しなければならない。
「彼は常にどこにいるかを知っておかないといけないタイプの選手だ」とダルトンはドナルドについて述べた。「俺は彼がリーグで一番の守備選手じゃないかと考えているし、彼はゲームを変えられる。それはみんな理解している」
「偉大な選手だから、それなりの敬意を払わなきゃな」
疑問符のついたオフェンシブラインの後ろで、ダルトンとベアーズのオフェンスは長いサンデーナイトを過ごすことになるかもしれない。
ナギーは一貫して、ダルトンのパフォーマンス次第でフィールズ登場の時期が決まると発言してきた。ベテランQBは、ただのルーキーの穴埋めではないところを証明したいと考えている。
「3月からいろんなことがあったけど、それが全部、今につながっているんだ」とダルトンは述べた。「起きたことに関係なく、俺たちはこうして第1週を迎えた。これこそ俺が望んだことだ。この機会が欲しかったんだよ」
「それを目いっぱい利用するのを楽しみにしている」
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