「クリスチャン・マカフリーが再び本領を発揮する準備はできている」とパンサーズOCブレイディ
2021年09月13日(月) 00:46歴史的なダブル1,000ヤード達成の余韻にひたりながらも、カロライナ・パンサーズのランニングバック(RB)クリスチャン・マカフリーはヘッドコーチ(HC)マット・ルールと攻撃コーディネーター(OC)ジョー・ブレイディの傘下で初めて迎えるシーズンに高い目標を掲げている。
残念ながら、マカフリーの2020年シーズンはケガの影響で影が差し、わずか3試合の出場に短縮されてしまった。
そのため、現地12日(日)に行われるニューヨーク・ジェッツとのシーズン初戦ではクオーターバック(QB)に焦点が当てられている一方で、NFLで最も多才なランニングバックと言っても過言ではないCMCことマカフリーの復帰に向けた第一歩としても注目されるはずだ。
マカフリーが1,000ヤードのラッシングと100回のキャッチを2年連続で達成したような万能の天才ぶりを発揮するとブレイディOCは確信している。
『Associated Press(AP通信)』によると、パンサーズで2シーズン目を迎えたブレイディOCは「クリスチャン・マカフリーは再びクリスチャン・マカフリーになる準備ができている」とコメントしたという。
昨年は肩と足首の負傷によって13試合を欠場したものの、たった3試合の出場でも、マカフリーはいかに生産性が高く、ダイナミックであるかを再認識できた。この3試合で374スクリメージヤード、タッチダウン6回を記録している。
サム・ダーノルドをクオーターバックに起用したパンサーズの攻撃陣にマカフリーが復調して安定した力を与えることができるのか? それはパンサーズにとって重大な問題だ。
ダーノルドとパンサーズの2021年シーズン初戦は、2021年ドラフト2位指名したザック・ウィルソンを擁するダーノルドの古巣、ジェッツが相手だ。このストーリー展開によって日曜日の対決には関心が集まっているが、マカフリーの復帰こそ最も集客力があると言えよう。彼の復活は昨季5勝11敗と低迷したパンサーズにとって転機となる可能性もある。
ブレイディOCは「クリスチャン不在でできることには限界があった」と述べ、「これは言い訳ではなく、チームで過ごしてきた時間が生んだ現実だ。クリスチャンにはできても、他の多くの選手には不可能な要素がある」と続けた。
昨季第3週から第8週まで休んでいたマカフリーは第9週に復帰。カンザスシティ・チーフスに惜敗しつつも、ランで69ヤードとタッチダウン1回、レシーブでは82ヤードとタッチダウン1回をマークするなど、気迫のこもったプレーを見せた。しかしながら、それはゲスト参加のようなものに過ぎず、マカフリーは残りの7試合を欠場している。
つまり、日曜日の試合はマカフリーにとって昨年11月8日以来の実戦だ。
長く待たれた出場であり、大きな期待が寄せられている。マカフリーは「この興奮は本物だ。長い時間が経ったからね」と話している。
【RA】