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ブロンコスWRジューディとCBダービーがIR入り

2021年09月15日(水) 08:50

デンバー・ブロンコス【NFL】

デンバー・ブロンコスのコーナーバック(CB)ロナルド・ダービーがワイドレシーバー(WR)ジェリー・ジューディと共に故障者リザーブ(IR)に置かれる。NFLで最もコーナーバックの戦力が豊かなチームが、シーズン開始早々にしてデプス上の問題に直面することになった。

ダービーはブロンコスがニューヨーク・ジャイアンツを相手に白星を上げたシーズン初戦の終盤でハムストリングを負傷した。ダービーがこの試合のスナップを一つも逃さなかった一方、ジューディの足首についてはより深刻な様子だ。しかしながら、ジューディの負傷もシーズン終了となるものではなく、ダービーについては現在のIRのルールで定められている3週間の離脱期間が明けてすぐに戻ってくる見込みだと『Denver Post(デンバー・ポスト)』のマイク・オハロランが伝えている。

ブロンコスはダービーの穴を埋めるために練習生のCBネイト・ヘアストンを昇格させること、また、WRケンダル・ヒントンがジューディの代役を務めることを発表している。

ジューディの負傷によってクオーターバック(QB)テディ・ブリッジウォーターは強力な武器を一つ奪われ、その復帰までWRコートランド・サットン、ティム・パトリック、K.J.ハムラーがブロンコスの攻撃を支えることになる。ジューディは負傷した試合で7回中6回のキャッチに成功し、チームハイの72ヤードを記録していた。

7年目のベテランであるダービーは全体的に堅実だったブロンコス守備陣の働きの中で、単独のタックルを6回、パスディフェンスを1回マークしている。ダービーの負傷によって1巡目指名のルーキーであるCBパトリック・サーテイン二世の役割は間違いなくより大きなものになるだろう。ジャイアンツ戦ではスナップ15回でしかプレーしていないサーティン二世だが、ブロンコスのコーチングスタッフはこの動きに自信をもっている。

ヘッドコーチ(ビック・ファンジオ)は現地12日(日)にサーティン二世が初試合を終えた後、次のように語った。

「われわれは彼にいくらかプレーさせることを望んでいた。彼はダイムパッケージ(ディフェンシブバック6人の体制)だけでプレーさせるには優秀すぎる選手だ。だから、われわれは彼が準備を整えていることを望み、彼を育てている。いや、彼を育てているわけではないが、彼はいくらかプレーするにふさわしいし、そうさせるつもりだ」

ブロンコスのジェネラルマネジャー(GM)であるジョージ・ペイトンはプレシーズンに、コーナーバックの補強を考えるいくつかのチームからトレードの声がかかっていたものの、この大事なポジションについては手を変えたくなかったと話している。

そのスタンスがすでに吉と出ているようだ。

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