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膝の負傷をパフォーマンスの言い訳にはしないジャイアンツRBバークリー

2021年09月15日(水) 10:32

ニューヨーク・ジャイアンツのセイクワン・バークリー【AP Photo/Steve Luciano】

ビッグアップルのメディアの語り口は、他のどことも異なる独特なものだ。それをコントロールしようとするコーチやアスリートたちは、しばしばその努力が無駄なものだと知る。ただし、その努力は通常、スポットライトを消そうとして行われるものだ。

それとは対照的に、ニューヨーク・ジャイアンツがシーズン初戦でデンバー・ブロンコスに敗れた際の振るわないパフォーマンスを受けてランニングバック(RB)セイクワン・バークリーが望んでいたのは、スポットライトの光を強めることだった。

『New York Daily News(ニューヨーク・デイリー・ニュース)』によれば、バークリーは「彼らに“おっと、ランゲームはセイクワンの膝のせいでうまくいっていないな。やつはまだ膝を戻している途中か”なんて具合にやってほしくないんだ」と語ったという。

「それは俺の考え方じゃない。そういうことを頼りにするつもりはない。仕事は始まった。俺はフィールドに戻ってきたんだ」

昨年9月に患ったACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂の治療のために手術を受けたバークリーは、現地12日(日)に実施された試合でラン10回、26ヤードにとどまった。何度か足さばきが乱れる場面もあったものの、たとえ結果には反映されなかったにしろ、プロボウルに選出された2018年のルーキー時代の速さと強さは戻ってきたようだ。フルタイムの先発のワークロードへの移行をスムーズにしようというコーチングスタッフの意向により、バークリーはジャイアンツのオフェンシブスナップの約半分でプレーした。バークリー本人としてはゲームの感覚を取り戻し、もっと大きな役割を担う準備はできているという。

「週ごとに膝がしっかり反応し、レップカウントが増えていけばいいな」と言うバークリーは「キャリーのチャンスを手にしている。ランゲームを始めるときだ。一度うまくいき始めれば、俺たちはすごくいいオフェンスになれると思う」と続けた。

バークリーにとって、そしてジャイアンツのオフェンシブラインにとって、次の挑戦は大きなものになるだろう。通常より短いプラクティスウイークを経て、ジャイアンツはサーズデーナイトの試合に向けてワシントンへ飛ぶ。そこで待ち構えるのは、NFLでも最も才能豊かなワシントン・フットボール・チームのディフェンシブラインだ。

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