第1週の最優秀選手にチーフスQBマホームズ、ラムズQBスタッフォード
2021年09月16日(木) 00:102021年NFLシーズンのオープニングウイークだったにもかかわらず、カンザスシティ・チーフスのクオーターバック(QB)パトリック・マホームズはまるでシーズン半ばのような絶好調のコンディションだった。
また、ロサンゼルス・ラムズでのデビュー戦となったQBマシュー・スタッフォードも素晴らしい仕上がりを見せていた。
現地15日(水)に発表された第1週の最優秀NFL選手の中で先陣を切ったのがスタッフォードとマホームズだった。
マホームズはトータルでタッチダウンを4回(パスで3回、ランで1回)決めて、33対29でチーフスを劇的な勝利に導いている。過去にAP通信年間MVP賞とスーパーボウルMVPに輝いているマホームズは、36回のアテンプト中27回をコンプリートして337ヤードを獲得、インターセプトはなく、131.4のレーティングだった。それらが全て、彼のキャリア6度目となるAFCオフェンス部門週間最優秀選手賞の獲得へとつながった。
守備面ではラスベガス・レイダースのディフェンシブエンド(DE)マックス・クロスビーがボルティモア・レイブンズとのマンデーナイトゲームで大活躍を見せた。オーバータイムで勝利が決まった試合で、クロスビーは6回のタックルを成功させ、2回のサック、2回のタックル・フォー・ロスを記録してAFCディフェンス部門の週間最優秀選手賞を獲得した。
シンシナティ・ベンガルズのキッカー(K)エバン・マクファーソンは2度にわたって重要な場面で登場し、チームはオーバータイムでミネソタ・バイキングスに27対24で勝利した。マクファーソンはAFCスペシャルチーム部門の週間最優秀選手に輝いている。日曜日の試合でマクファーソンは3回のエクストラポイントと2度のフィールドゴールを全て成功させた。だが、最も印象的だったのはそのキックを際立たせたドラマだった。マクファーソンは第4クオーターで53ヤードのフィールドゴールを決め、オーバータイムでも勝利を決定づける33ヤードを成功させた。
デトロイト・ライオンズで過ごした12シーズンで、スタッフォードが週間最優秀選手に選ばれたことは1度しかなかった。ラムズでの初戦で、彼はキャリア2度目のNFCオフェンス部門週間最優秀選手賞を獲得している。ラムズは34対14でベアーズに勝利。スタッフォードは26回中20回のパスをコンプリート(成功率76.9%)して321ヤード、3回のタッチダウンを決めてインターセプトはなく、レーティングは156.1を記録した。
アリゾナ・カーディナルスがテネシー・タイタンズ戦で38対13の勝利を飾る原動力となったのは、フランチャイズ記録に並ぶ5回のサックを決めたラインバッカー(LB)チャンドラー・ジョーンズだった。誰にも止められなくなったジョーンズは6回のタックル、4回のタックル・フォー・ロスと2回の強制ファンブルを追加し、NFCディフェンス部門の週間最優秀選手に選ばれた。
サーズデーナイトでダラス・カウボーイズに31対29で薄氷の勝利を収めたタンパベイ・バッカニアーズの試合では、パンター(P)のブラッドリー・ピニオンが重要な役割を果たした。平均49.3ヤードを記録した彼の4回のパントのうち、3回は10ヤードラインの内側にとどまった。
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