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「きれいじゃなくても、勝ちは勝ち」とワシントンDEヤング

2021年09月18日(土) 20:55

ワシントン・フットボール・チームのチェイス・ヤングとニューイングランド・ペイトリオッツのキャム・ニュートン【NFL】

ロッカールームへと歩きながら、スターパスラッシャーのチェイス・ヤングは、地区ライバルのニューヨーク・ジャイアンツに30対29で勝利したワシントン・フットボール・チームのワイルドな勝利を要約した。

「きれいじゃなかったな」と廊下で記者団の横を通り過ぎながら語った彼の言葉を『ESPN』のキンバリー・マーティンが伝えている。「きれいじゃないけど、俺たちはやってやった」

彼の言う通りだ。

事前の大きな期待に反して、特にワシントンのディフェンスは、試合の大半でクオーターバック(QB)ダニエル・ジョーンズとジャイアンツのパスオフェンスを食い止めることができなかった。前半最後のニーダウンはカウントに入れず、“ビッグ・ブルー”は10回のポゼッションのうち7回で得点を挙げた。

「われわれにはこれほど多くの優れたフットボール選手がいるというのに、今日以上のプレーができなかった」とヘッドコーチ(HC)のロン・リベラはチームの公式コメントで述べた。「それが大きな失望だ。彼らは良いフットボール選手なのだからね。われわれにはいくつか修正すべき点がある」

確かに、ワシントンはニューヨークを5回のフィールドゴールに抑えた。だが、それは1巡目指名をちりばめたディフェンスにわれわれが期待したような圧倒的パフォーマンスではなかった。

ワシントンは4回のサックと6回のQBヒットを記録したが、トータルで391ヤードを許しており、これはプレー平均6.1ヤードということになる。ジョーンズがワシントンのディフェンスを切り刻む様子は、センター(C)ニック・ゲイツが序盤にケガで退場したオフェンシブラインの状態を考えれば驚きだった。

「俺たちは戦い、勝った。最終的に大事なのはそれだけだ」とヤングは述べた。「いい気分だ。満員のスタジアム。それから、この長い週末だ。これで負けたんじゃ気分が悪い。勝てて良かったぜ」

今回は、QBジャスティン・ハーバートを相手にほとんど手が出なかったシーズン第1週よりは良いパフォーマンスだった。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、ワシントンはジャイアンツに対し、ジョーンズの36回のドロップバック中17回でプレッシャーをかけたという。割合にすると47.2%だ。チャージャーズ戦ではドロップバックの16.3%でしかプレッシャーをかけられなかったという。

この試合でサック2回、QBヒット3回、タックル・フォー・ロス3回を達成したディフェンシブタックル(DT)ジョナサン・アレンは、シーズンが進むにつれてディフェンスが改善することを期待していると述べた。

「どうにか勝てたけど、これからはもっと良くならなきゃいけない」と彼は述べた。「俺たちが力不足なわけじゃないんだ。明らかに才能はそろっている。もっと細かい部分に集中しないとな。正直、何度も時間を稼いでくれたオフェンスがいてくれて助かったよ」

【M】