NFL、10月にロンドンでインターナショナルコンバインを実施
2021年09月22日(水) 15:35NFLインターナショナルコンバインがロンドンへ向かう。
この招待制のスカウティングイベントはアメリカで毎年開催されているNFLコンバインを踏襲し、世界中から集まった才能ある選手の中からNFLクラスの逸材を発掘して評価するものだ。最大で50名のアスリートが選ばれ、10月12日(火)にトッテナム・ホットスパー・スタジアムにてNFLのスカウト担当者たちの前で一連のテストに参加する。
NFL国際部門最高執行責任者(COO)のダマニ・リーチは「われわれは来月にロンドンでインターナショナルコンバインを開催することに興奮している」とコメントした。
「われわれはこのイベントを通じて新たな才能を発見するとともに、より世界的な人々にこのゲームに触れてもらい、参加者たちに最高レベルの戦いの機会を提供することを望んでいる」
アスリートたちはNFLインターナショナル・プレーヤー・パスウェイ(IPP)プログラム参加の可能性を前提に評価される。2017年に設立されたこのプログラムは国外の優秀なアスリートたちにNFLレベルの競技の機会を提供し、彼らのスキルを高め、最終的にはその選手たちがNFLのロースタースポットを手にすることを目標としている。
インターナショナル・コンバイン終了後、特定のパフォーマンス基準に達し、NFLでプレーするポテンシャルを見せたアスリートたちが選抜され、IPPプログラムの一環としてアメリカで3カ月間のトレーニングに取り組む。これらのアスリートたちはアメリカでのトレーニングフェーズ後に再び選別され、一部の選手たちが2022年シーズンにNFLの各クラブに配置されることになる。
インターナショナル・コンバインはIPPプログラム参加への最初の一歩であり、このプログラムはエフェ・オバダ(イギリス/バッファロー・ビルズ)、ヤコブ・ジョンソン(ドイツ/ニューイングランド・ペイトリオッツ)、ジョーダン・メイラタ(オーストラリア/フィラデルフィア・イーグルス)、サミス・レイエス(チリ/ワシントン・フットボール・チーム)らがNFLで居場所を獲得する後押しとなってきた。
NFLインターナショナルコンバインは一般には非公開で行われる今回の2021年のイベントで3回目を数える。2018年にはオーストラリア、2019年にはドイツで実施されてきた。また、渡航制限によってロンドンを訪れることができないアスリートのために、10月後半にはメキシコでもコンバインが行われる予定だ。
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