ウェンツ不在に備えてQBイーソンとQBハンドリーのダブル出場の準備を進めるコルツ
2021年09月24日(金) 14:51デュアルクオーターバック(QB)システムが2021年にアグレッシブな復活を果たした。今週には新たなチームでこのシステムが立ち上がるのを目にするかもしれない。
インディアナポリス・コルツはクオーターバックに関してあらゆるシナリオに備えている。そこには、通常の先発QBであるカーソン・ウェンツがテネシー・タイタンズ戦に出場できなかった場合に、バックアップのジェイコブ・イーソンと練習生のブレット・ハンドリーの双方にプレーさせることが含まれていると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが伝えた。ハンドリーは水曜日の練習でファーストチームのレップスの大部分を担当していたとペリセロはつけ加えている。
コルツはウェンツがプレー可能であることに希望を持っており、最終的な決定は日曜日まで下されないだろうとペリセロは伝えた。ウェンツはコルツがロサンゼルス・ラムズに敗れたシーズン第2週の試合で両足首を捻挫している。
どの側面から切り取ろうと、コルツが理想的とは言い難い状況にあることは確かだ。2年目のイーソンはこれまでのキャリアで1試合――先週に行われた試合――に出場し、計5回のパスを投じている。インターセプトは1回だった。
ハンドリーの方が経験豊富であり、負傷したグリーンベイ・パッカーズのQBアーロン・ロジャースに代わって2017年に9試合に先発(出場は11試合)した。パス成功率は60.8%、1,836ヤード、タッチダウン対インターセプトは振るわぬ9対12だった。パッカーズはラスト3戦に負けて7勝9敗となり、プレーオフを逃す結果に終わっている。
ハンドリーは2018年をシアトル・シーホークスで過ごすも、試合には出場しないまま2019年にはアリゾナへ移動。アリゾナ・カーディナルスでは3試合に登場し、計11回のパスを試みた。2020年もカーディナルスにとどまっていたが、試合への出場はなく、ウェンツが足を負傷したのを受けてトレーニングキャンプ中にコルツと契約していた。
NFLのバックアップQBたちの中においては、2人とも高い位置にいるわけではない。イーソンの力は証明されておらず、ハンドリーは現時点では明らかにポテンシャルが限られている。コルツはウェンツが出撃できることを望んでいるが、両足首を捻挫していることを考えれば、実際に出場できたとしても100%の力は出せないだろう。
シーホークスを相手にスリリングな逆転勝利を収めたタイタンズが、コルツを待ち受けている。コルツの望みは、開幕からの0勝3敗を避けることだ。
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