ブロンコスWRハムラーがACL断裂で2021年シーズン終了
2021年09月28日(火) 06:04
シーズン開幕時には最強クラスのレシーバー陣を擁していたデンバー・ブロンコスが、またしても負傷者を出してしまった。今回の負傷は今季絶望となっている。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のジェームス・パーマーが現地27日(月)に報じたところによると、ニューヨーク・ジェッツを相手に完勝した日曜日の試合で、ブロンコスのワイドレシーバー(WR)K.J.ハムラーがACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂したとのこと。
後に、ヘッドコーチ(HC)ビック・ファンジオからシーズン終了の負傷だと発表があった。
第2クオーターの後半でクオーターバック(QB)テディ・ブリッジウォーターからサイドラインへの深いトスを受けた際、ハムラーは不自然に倒れ、すぐに左膝をつかんだ。足に体重をかけることができなかったため、フィールドを離れる際は介助を受けている。2020年ドラフト2巡目に指名されたハムラーは今季10クオーター未満の出場にとどまり、キャッチ5回、74ヤードをマークした。
今回の負傷は磐石と思われたWR陣に新たな打撃を与えた。かつてドラフト1巡目に指名されたWRジェリー・ジューディはハイアンクルスプレインが原因で現在、故障者リザーブ(IR)に入っている。シーズン初戦で負傷し、4週間から6週間の欠場が見込まれている。
ジューディとハムラーが控えているため、ワイドレシーバーの中ではコートランド・サットンが唯一、オリジナルの先発メンバーとして残った。ケガが原因で2020年シーズンは1試合を除いてすべて欠場したサットンは、今季3試合に出場してキャッチ15回、210ヤードを記録している。
ブロンコスは完全に壊滅したわけではない。WRティム・パトリック(日曜日はキャッチ5回、98ヤード)はアウトサイドの有能なプレーメーカーである上に、デンバーにはノア・ファントとアルバート・オクウェンブナムという優秀なタイトエンド(TE)コンビが残っている。
ブロンコスは3勝0敗のスタートを切り、これからスケジュールが厳しくなっていくところだが、直近の負傷者の多さから、より大きなプレッシャーがブリッジウォーターにかかるだろう。
【RA】