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パッカーズWRアダムスが受けたヒットについてはプロトコルが順守されたとNFL

2021年09月28日(火) 13:15


グリーンベイ・パッカーズのデイバント・アダムス【AP Photo/Tony Avelar】

グリーンベイ・パッカーズが現地27日(日)にサンフランシスコ・49ersと対戦した試合の第4クオーターで、パッカーズのスターワイドレシーバー(WR)デイバント・アダムスが49ersのジミー・ウォードから荒々しいヒットを受けた。しかし、アダムスは1プレーを逃したのみでフィールドに戻り、30対28での逆転勝利の推進力となっている。

ジャンプ中にウォードからヘルメットによるヒットを受けたアダムスは、当初は芝生から起き上がれなかった。このプレーに対してペナルティはコールされていない。

自力でフィールドを去ったアダムスはパッカーズの医療担当スタッフによる確認を受けている。とは言え、早いタイミングでの復帰については、なぜそれだけ迅速にプレー可能と判断できたのかとの疑問を呼んでいた。

NFLはこの件について、プロトコルは順守されていたとの声明を月曜日の朝に発行している。『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロは、外部から呼ばれた神経外傷コンサルタントはサンフランシスコの人物で、脳震とうの第一人者だとつけ加えた。

声明には「医学的な評価が必要になるすべてのプレーに関しては、外部の脳神経外傷コンサルタントおよびチームのメディカルスタッフと共に、一連の出来事を確認している」と記されている。

「すべての脳震とうプロトコルが完全に順守された。アダムスは外部の脳神経外傷コンサルタントおよびチームドクターによって問題なしとされた。さらに、標準的な慣例としてチームの医療スタッフが残る試合を通して彼をモニターし続けていた」

試合後、アダムスは問題のプレーで脳震とうを起こしてはいなかったと話している。

「脳震とうじゃなかった。サイドラインで彼らが確認し、すぐに正常だと分かった。俺ははっきりしていた。現場で一番問題だったのは胸で、息をするのが大変だったが、今は確実に問題ない」

アダムスはシーズン第4週のピッツバーグ・スティーラーズ戦に向けたステータスには影響ないだろうともつけ加えた。

オールプロのアダムスはパッカーズの最終ドライブで2つのパスをキャッチし、42ヤードをマーク。これがメイソン・クロスビーによる51ヤードのウイニングフィールドゴールにつながり、パッカーズは今季の戦績を2勝1敗としている。

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