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チーフスWRジョシュ・ゴードン、今週に出場の見込みはなし

2021年09月30日(木) 08:29

シアトル・シーホークスのジョシュ・ゴードン【AP Photo/Tony Avelar】

ワイドレシーバー(WR)ジョシュ・ゴードンがNFLのフィールドから遠ざかっていた2年近い期間は、少なくともあと1週間延びる。トラブル続きだったゴードンが新たなチームであるカンザスシティ・チーフスに馴染もうとしている中、ヘッドコーチ(HC)アンディ・リードは現地29日(水)に、フィラデルフィア・イーグルスの本拠地を訪ねて行われる日曜日の試合(東部時間13時/日本時間翌2時開始)でゴードンがフィールドに立つ見通しはないと話した。

『ESPN』のアダム・テイチャーによれば、リードHCは「しばらくかかりそうだ。おそらく今週にはならないだろう」と語ったという。

薬物乱用の問題による出場停止処分を科されていた30歳のゴードンは、月曜日にNFLから復帰を許され、火曜日にチーフスと練習生としての契約を結んだ。これまでのキャリアで6回の出場停止処分を受けてきたゴードンは、2015年と2016年、2020年は一度も試合に出ていない。最も近いところでは、薬物乱用の問題に取り組む中で再び違反を犯してしまったことから、1月に暫定的な復職措置が取り消されていた。その後、当時の所属チームであるシアトル・シーホークスからリリースされている。クリーンな状態を保つためのゴードンの最近の努力について、リードHCは「彼は素晴らしい8カ月を過ごし、ビジネスのことに対処してきた」と話した。

ゴードンは2013年にその年のトップである1,646レシービングヤードを記録。キャリア2年目にしてオールプロの栄誉に浴した。そこからは薬物乱用の問題がフットボールキャリアを妨げている。チーフスはゴードンにとって4つ目のNFLチームであり、このゲームの中でも最も得点能力の高い攻撃陣の一つにおいて、どれくらい迅速に、また、どれくらい効果的に影響を与えることができるかはまだ分からない。スタークオーターバック(QB)のパトリック・マホームズはその実現を望んでいる一人だ。

チーフスの記者であるマット・マクマレンによれば、マホームズは「俺たちはいいフットボール選手を連れてきたいんだ。彼はすごいレシーバーで、カバーされているときでさえカバーされていないようなもの。彼と一緒にやれることにワクワクしている」と話したとのことだ。

すでにダイナミックな武器たちがマホームズを取り囲んでおり、ゴードンにとってはチャレンジングな環境での戦いとなる。今季に1勝2敗のスタートを切ったチーフスで問題になっているのは攻撃陣ではなく守備陣であり、チーフス守備陣は試合あたり430ヤードを許してNFL内のランクで30位に位置している。それでも、ゴードンがレシーバーのローテーションの中に割って入り、効果的なプレーをすることができれば、チーフスは高得点をもって守備陣の苦戦を乗り越える能力を余すところなく発揮することだろう。

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