QBダルトンとフィールズが負傷のベアーズ、ナギーHCは先発QBを明言せず
2021年09月30日(木) 10:26シカゴ・ベアーズのヘッドコーチ(HC)であるマット・ナギーには、シーズン第4週に組まれたデトロイト・ライオンズとの試合で先発するクオーターバック(QB)を指名する準備ができていない。
ナギーHCは現地29日(水)にQBのデプスチャートは変わっていないと繰り返した。すなわち、ナンバー1がアンディー・ダルトン、ナンバー2がジャスティン・フィールズ、ナンバー3がニック・フォールズという形だ。ナギーHCはさらに、日曜日に向けた決断はチームがトップ2のシグナルコーラーたちの健康状態について“はっきりした図”を得られてからになるとつけ加えている。
「デプスチャートについては何も変わっていない」と言うナギーHCは、次のように続けた。
「ケガについてはまだ対処中だ。それがわれわれの今いる位置で、彼らが正確にどういう位置づけなのかを把握する必要があり、これから数日のタイミングについてはそれがすべての要素になる。われわれとしては、どういう形であろうとベアーズにとって最良の選択であるようにしなければならない。ケガのことを考慮したり、ケガが起こったりすれば、さらに難しくなってくる」
膝を負傷しているダルトンは水曜日の練習に限られた範囲で参加した一方、右親指をケガしたフィールズはフル参加となっていた。
ダルトンは膝の骨挫傷を抱えており、1週間から3週間の離脱が見込まれていた。ダルトンは先週にベアーズがクリーブランド・ブラウンズに敗れた試合を欠場している。
この試合の終盤にフィールズが手を負傷したが、X線検査では異常が認められなかった。
ナギーHCはライオンズ戦で誰がQBとしてプレーするかは健康状態によって決まると何度か繰り返し、現時点で先発QBを絞らないことの戦略的利点にも触れた。ナギーHCはフィールズが9回のサックを受け、攻撃陣のパスヤードがわずか1ヤードにとどまった試合の責任を自ら負っている。
「彼はこれからのキャリアでいろいろなゲームを経験するだろう。今回は厳しいゲームだった。その責任は私にある」
「なぜああいった展開になってしまったかについては、私の責任だ。私がそこから学ばなければならない。そして、われわれもそこから学ばなければならない。だが、われわれにはいくつかの答えがあると思うし、それが良い点だ」とナギーHCは語った。
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