ベンガルズ戦の逆転負けに「ただただ気分が悪い」とジャガーズHCマイヤー
2021年10月02日(土) 02:30現地9月30日(木)夜に行われたシンシナティ・ベンガルズ戦の前半を制していたジャクソンビル・ジャガーズはハーフタイムの時点で14対0のリードを奪っていたが、最後まで持ちこたえられずに24対21で敗れた。
ゴールラインまで詰め寄られ、第3クオーターには点差を縮められていたものの、ヘッドコーチ(HC)アーバン・マイヤー率いる若いチームがそのまま屈することはなかった。クオーターバック(QB)トレバー・ローレンスを中心とした攻撃陣は第4クオーターの開始早々、ランニングバック(RB)ジェームズ・ロビンソンが決めたタッチダウンで再びリードを奪い返している。
しかし、終盤はディフェンス陣が持ちこたえられず、同点に追いつかれたタッチダウンドライブに続いて5分33秒のフィールドゴールドライブを許し、逆転負けを喫した。
マイヤーHCは敗戦後に「最初から言っているが、このチームの核となるのは優秀な選手たちだ。良い選手を何人か迎え入れて週ごとに良くなっていると思う」と話し、こう続けている。
「われわれは週ごとに良くなっている。あれで勝てなかったのは、ただただ気分が悪い。しかし、すでに話したように、私が見誤っているわけではないと思っている。あの部屋にいる彼らを誤解しているつもりもないし、彼らはこれからも可能な限り全力で努力し続けるだろう」
ゾーンを読んだランやターゲットへの的確さを備えた素晴らしいパスを投げるなど、ローレンスは始まったばかりのキャリアの中で最高のゲームを展開した。新人のローレンスが短期間で見せた最高のゲームは、攻撃コーディネーター(OC)ダレル・ベベルがローレンスのスキルセットに合わせて攻撃陣を調整し、新人を生かせるようにする必要があることを示している。ローレンスは木曜日、今季初めて一度もターンオーバーを喫することなく試合を終えた。
一方、ベンガルズの攻撃陣に歯止めが効かなくなった後半戦において、ジャガーズは試合時間残り5分40秒の時点でフィールド中央部にて失速。マイヤーHCは守備陣が不調であるにもかかわらず、パントを蹴る選択をしている。結果としてジャガーズはそのまま敗北を喫した。
ジャガーズは14点をリードし、3回目の得点まであと一歩のところで前半を締めくくった試合に敗れた。ジャガーズが14点以上をリードしたのは2019年シーズン第17週以来のことだ。
マイヤーHCは「心が折れそうになったね。ロッカールームの全員が心に傷を負っている。数日休んで、テネシー・タイタンズ戦に向けて準備する。その時にはみんな調子を取り戻しているはずだ」とコメントしている。
ジャガーズは特に攻撃陣で意気込みを見せた。とはいえ、NFLでは才能が物を言う。今のジャクソンビルにはそれが足りないのだ。
【RA】