40対0での敗北に「ジョー・モンタナがいたとしてもだめだった」とテキサンズHCカリー
2021年10月05日(火) 08:51現地3日(日)に開催されたバッファロー・ビルズ戦でヒューストン・テキサンズは40対というフランチャイズ史上最悪の敗北を喫している。
歴史的に見ても、あらゆる面で悲惨なパフォーマンスだった。相手に40点差をつけられたのはフランチャイズ史上最悪の数字だ。総獲得ヤードが109というのもチーム史上3番目に少なく、第1ダウン更新6回は過去2番目に少ない。サードダウンコンバージョンが1回だったのはワースト2位タイ。また、5回のターンオーバーもワースト2位タイ記録だった(5回より多くターンオーバーを喫したのは他に1試合のみ)。
新人クオーターバック(QB)のデイビス・ミルズを取り巻く楽観的な考えはすぐに消え去った。ミルズはパス21回中11回成功、87ヤード、インターセプト4回を記録。テキサンズのQB史上、1試合あたり少なくとも4回以上のインターセプトを喫し、100パスヤード未満を投げたのはミルズが初めてで、リーグの過去5シーズンでは(2017年のネイサン・ピーターマンと2019年のサム・ダーノルドに続く)3人目となった。
QBが悲惨な記録を出したにもかかわらず、ヘッドコーチ(HC)デビッド・カリーはミルズに大敗の責任を問わなかった。
『KPRC 2 Houston』のバネッサ・リチャードソンによれば、カリーHCは次のように語ったという。「デイビス・ミルズだけではなく、デイビス・ミルズの周りの全員が・・・1人としていいプレーを発揮しなかった。デイビスだけではない。今日はオフェンス全体の調子がよくなかった。今日の試合にジョー・モンタナを出場させたとしても、私たちのプレーで攻撃陣が成功することはなかっただろう」
今季序盤の6クオーターにタイロッド・テイラーを起用していたことを前提にすると、ベテランのプレーとミルズが経験した苦悩を対比させるのは妥当だと考えられる。
ミルズは「明らかに厳しい敗北だ。0点をとる気持ちなんか2度と味わいたくない」と話した。
態勢を立て直さなければならないのは明らかだが、テキサンズは次の試合以降、さらなる苦戦を強いられる可能性がある。とはいえ、日曜日のパフォーマンスより悪くなることはないだろう。
【RA】