現地3日（土）に53名のロースターを確定させた翌日にもかかわらず、ニューヨーク・ジェッツのジェネラルマネジャー（GM）を務めるマイク・マッカグナンの改革はとどまるところを知らない。

2年目のGMマッカグナンは日曜日、ランニングバック（RB）のカイリー・ロビンソン、コーナーバック（CB）のデクスター・マクダグルを含む4人のプレーヤーをウェイバーにかけた。残りの2人はセイフティ（S）のロナルド・マーティンとRBドミニク・ウィリアムズだ。

ニューオーリンズ・セインツの一員としてプレーしていた昨年11月に骨折したロビンソンがウェイバーを通過すれば、ジェッツの故障者リストに登録して足の治療に専念させられるかも知れない。今年3月、ジェッツは新たに契約したマット・フォルテを補うとともに、バイラル・パウエルのバックアップとして1年契約でロビンソンを獲得していた。ロビンソンの代わりにロースター入りするのが、トロイメーン・ポープである。トロイメーンはプレシーズンにシアトル・シーホークスでロースタースポットを懸けて争っていたが、ウェイバーによってジェッツに獲得された。

マクダグルの放出は、マッカグナンが前GMジョン・イドジック在任時代の遺産を消し去りたいという強い思いを表している。前GMの意向を汲んで2014年にドラフト指名された選手のうち、ジェッツから去るのはマクダグルで9人目。マクダグルの前には新しくテネシー・タイタンズのタイトエンド（TE）となったジェイス・アマロ、ファンに愛されたトレバー・ライリー、実力のあったイケメファナ・エネムパリらがチームを離れている。3日にはイドジックにより2013年ドラフト1巡目で指名されたディー・ミリナーもロースターから故障ウェイバーにかけられ、次の移籍先は未定だ。

マッカグナンはウェイバーをかけたTEアマロとTEザック・サドフェルドの代わりに、ブレイドン・ボウマンとブライアン・パーカーを獲得。かつてニューイングランド・ペイトリオッツでプレーしていたCBダリル・ロバーツがマクダグルの役割を継ぐ。