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ジレット・スタジアムに巨大なブレイディの垂れ幕

2016年09月06日(火) 01:20


開幕から4試合の出場停止処分となるトム・ブレイディ【AP Photo/Kathy Willens】

トム・ブレイディの4試合出場停止処分が3日(土)から公式に始まった。ニューイングランド・ペイトリオッツのクオーターバック(QB)であるブレイディは、第5週のクリーブランド・ブラウンズ戦から復帰する。ブレイディが戻るまではQBジミー・ガロポロがペイトリオッツの牙城を死守する。

ペイトリオッツの選手らはすでにブレイディの不在を嘆いている。

4日、ワイドレシーバー(WR)のジュリアン・エデルマンは「うそはつかないが、正直なところ、大切な仲間が刑務所に連れて行かれるような気分だ。どうしようもないことだし、本当に運が悪かった。ただ、チームとしては前に進むしかない。俺たちはブレイディが大好きさ。フィールド内外問わず、俺の人生の中でブレイディの存在は本当に大きいんだ。だが今は、アリゾナ・カーディナルス戦に誰が出てどうやって相手を倒すのかだけに集中しなくてはならない」とチーム記録にコメントを残した。

ペイトリオッツがスタジアムの灯台にブレイディの巨大な垂れ幕を設置したのは、リーダーであるブレイディの存在をいつも感じられるようにするためだ。

チームはブレイディをサポートすることに何のためらいも見せていない。『Twitter(ツイッター)』の公式アカウントでの活動をはじめ、オーナーであるロバート・クラフトの数度に渡る公式発表、元ランニングバック(RB)ケビン・フォークによるドラフトでのサポートなど、これまで終始ブレイディを支持してきたペイトリオッツが次に行ったのが、スタジアムへの巨大な写真の設置だったというわけだ。

ニューオーリンズ・セインツの元ヘッドコーチ(HC)を務めたショーン・ペイトンが、チームの報奨金絡みのスキャンダルによりリーグから1年間の出場停止処分を科された際には、セインツも彼らの練習施設で今のペイトリオッツと同じような行動を取ったことがある。