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カウボーイズに敗れた試合序盤でジャイアンツRBバークリーとQBジョーンズがケガで退場

2021年10月11日(月) 10:25

ニューヨーク・ジャイアンツのセイクワン・バークリー【AP Photo/Michael Ainsworth】

ニューヨーク・ジャイアンツは現地10日(日)、ダラス・カウボーイズに敗れた試合の前半で最も重要な3人の選手を失った。

ランニングバック(RB)のセイクワン・バークリーは第1クオーターで左足首を負傷して除外。第2クオーター終盤ではエンドゾーンに突っ込もうとしたクオーターバック(QB)のダニエル・ジョーンズがディフェンスとヘルメット同士を激しくぶつけ、カートで運び出される。その後ジョーンズは脳しんとうと診断されて試合には戻って来なかった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは情報筋の話を元に、バークリーのケガはローアンクルスプレインだと伝えている。ラポポートはこのケガによってバークリーが次週に組まれたロサンゼルス・ラムズ戦を欠場することになりそうだとつけ加えた。また、さらなる検査が予定されているものの、週ごとの経過観察になりそうだという。ラポポートによれば、バークリーは1週間を逃すのみで済む見込みだ。

3年目のジョーンズの代わりに起用されたベテランQBのマイク・グレノンは次のプレーで、バークリーの代わりに入ったRBデボンティー・ブッカーにボールをハンドオフして1ヤードのタッチダウンを決めている。ジョーンズは退場するまでの間にパス13回中5回をつないで98ヤードを稼ぎ、3回のキャリーで9ヤードを記録。前半で膝を痛めたワイドレシーバー(WR)のケニー・ゴラデイもハーフタイム中に除外され、3回のターゲットで1回もレシーブを記録できなかった。

カウボーイズは前半終了時点で17対10とリードし、その勢いのまま44対20で勝利を収めている。

この日のジャイアンツはすでにレフトタックル(LT)アンドリュー・トーマス、WRのスターリング・シェパードとダリウス・スレイトンを欠いた状態だった。2回目のドライブでインコンプリートに終わったパスの直後、ルートを走っている途中でバークリーはカウボーイズのコーナーバック(CB)ジョーダン・ルイスの足を踏んでしまった。バークリーは足を引きずりながらフィールドを離れ、カートに乗ってロッカールームへと運ばれた。チームは一時的に彼の復帰をクエッショナブルとしていたが、間もなく戻ってこないことが判明。スターランニングバックのバークリーはこの試合でラン2回と9ヤードしか記録していない。

またしてもバークリーに不運が降りかかった。元全体2位指名のバークリーは昨年9月に負ったACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂のリハビリにこの1年の大半を費やしてきた。今季は開幕戦に間に合うように復帰したバークリーは、1週間前のニューオーリンズ・セインツ戦では126ヤードと2つのタッチダウンを記録し、ようやく本来の姿を取り戻したかのように思われた。2018年に攻撃部門のルーキー・オブ・ザ・イヤーの栄誉に輝いたバークリーだが、2年目はハイアンクルスプレインに苦しみ、3試合を欠場している。

この日はカウボーイズのQBダック・プレスコットが同じスタジアム、同じ対戦カードで足首を脱臼、骨折するという大ケガに見舞われてからちょうど1年後の日曜日だった。

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