ニュース

ドルフィンズ、RBフォスターが開幕先発へ

2016年09月06日(火) 21:38


先発RBの座を確保したアリアン・フォスター【Al Messerschmidt via AP】

トレーニングキャンプ開始から関心が寄せられていたことだが、マイアミ・ドルフィンズの第1週デプスチャートでランニングバック(RB)のアリアン・フォスターがついにRBジェイ・アジャイーを押しのけて先発の座を確保した。

ヘッドコーチ(HC)のアダム・ゲイズはフォスターの強みとして経験の豊かさ、安定性、オフェンスの知識を挙げ、現地11日(日)にシアトルで行われる開幕戦の先発RBにフォスターを抜擢。

ゲイズは『Palm Beach Post(パーム・ビーチ・ポスト)』誌のジョー・シャドに対して、「彼は先発で出場するべき選手なんだ」と語った。

ドルフィンズのバックフィールドがそうであるように、8月のデプスチャートの信頼性の低さが改めて証明された格好だ。8月全体を通してアジャイーが正式な先発を務めてきたが、ゲイズは8月2日にフォスターが残りのキャンプで先発にとどまると宣言しており、すでに手の内を明かしてしまっていた。

フォスターはプレシーズン第2週に出場するも2キャリー、マイナス5ヤードと活躍できなかったが、ゲイズは翌週のプレシーズン第3週でかつてヒューストン・テキサンズのスターだったフォスターの様子をじっくり見守りたいとの意向を述べていた。フォスターは本番さながらの想定で挑んだ第3週に7タッチ、30ヤードを記録。アキレス腱の大ケガで昨季を棒に振る以前、2014年に見せていたようなパフォーマンスを披露した。

軟部組織の損傷に加え、腰、足の付け根、そしてアキレス腱(けん)の手術を受けたフォスターは過去3年間の大半を治療に費やしている。この3年間でフォスターは毎試合平均21タッチ、107.5ヤードの成績を残した。

フォスターがまだオフェンスの中心的存在でいられると信じる理由が多くあるように、一方で、その負担の重さにフォスターの体が耐え切れなくなると考える理由も十分にある。