カウボーイズ、QBロモはロースター残留
2016年09月07日(水) 21:52ダラス・カウボーイズのクオーターバック(QB)のトニー・ロモがシーズン開幕に向けて故障者入りすることはない。
チームオーナーであるジェリー・ジョーンズはロモを53名のロースターに入れてシーズンを開幕すると明言。カウボーイズはQBロモを故障者リストに入れ、指定復帰を付けることでまたロースター入りさせることもできたが、そうすると、ロモはシーズン中盤まで除外されることになる。
フォートワースの『Star-Telegram(スター・テレグラム)』が報じたところによると、ジョーンズはラジオ番組『105.3 The Fan(105.3ザ・ファン)』の中で、「何も除外したくない。そんなことは許されるはずがない。基本的には医療が治療期間やガイドラインを教えてくれる。ここであまり曖昧なことは言いたくないが、何も除外する必要はないと考えている。今の53人に何も異常はなく、これは試合でのアクティブロースターの話ではない。ロモはアクティブにはならないだろうが、彼のスポットを補うようなプレーヤーは他に見当たらない。現実的に他の誰かを代わりに連れてくる価値があまりなかった。それがこの決断を下した理由だ」と明かし、続けてこうも語ったという。
「蚊に割礼するために長時間を費やす必要はない。何がこの決断を下させたかと振り返った時、ロモが復帰できるのであればそこにスポット争いでロモに敵う相手など誰もいなかっただろう。だからロモにもそんなことをする必要はないのだ」
蚊にどうやって割礼を施すのかは不明だが、その仕事は好まれるものではなさそうだ。過去、“足の不自由なコオロギの尻の高さと同じくらい落ち込んでいる”や“栄光のくぼみがほしい”など、奇妙な格言を生み出してきたジョーンズならではの表現といったところか。
蚊のお清めの話はさておき、ジョーンズの言いたいことははっきりしている。ロモが試合でアクティブになることはない。規定により試合の際には53人中46人のみが出場可能だからだ。それでもカウボーイズは万が一、ロモが早く回復した時のためにロモをできるだけ早く復帰させる手段を選択する。
カウボーイズがトニー・ロモの健康状態についてうろたえていなければ、それはまだフットボールのシーズンが来ていない証拠だ。