ベアーズファンに「俺の勝ちだ」とパッカーズQBロジャース
2021年10月18日(月) 10:32相手のホームでシカゴ・ベアーズを24対14で下したグリーンベイ・パッカーズのクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースは、ベアーズファンに苦い思いを味わわせる一方、パッカーズファンにそれとないメッセージを発した。
6ヤードのタッチダウンランでほぼ勝利を決めたロジャースは、エンドゾーンのコーナー付近の席にいたベアーズファンに対して繰り返し「俺の勝ちだ。今も俺が勝っている」と叫んだ。
罵るような表現も含まれていたが、決していわれのない暴言だったわけではないようだ。
「フィールドではときどきいい意味でブラックアウトすることがある。スタンドを見たら、一番前の列で一人の女性が俺に対してダブルバード(両手の中指を立てる動作)をしているのが見えた。それで俺の口から何が出てきたかはよく覚えていない」とロジャースは述べた。
ロジャースのこれまでのキャリアにおいて、ポストシーズンを含むベアーズとの相手のホームでの戦績は22勝5敗となっている。それらのすべてにおいて、ロジャースはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区ライバルのパッカーズのメンバーとして先発している。ベアーズ戦でのタッチダウンパス55回というロジャースの記録を上回っているのはブレット・ファーブだけだ。さらに、ロジャースのベアーズ戦でのキャリアを通じたパサーレーティングは107.2となっており、『NFL Research(NFLリサーチ)』によればこれは150回以上のパスを試みた60名の歴代クオーターバックたちの中でトップだという。
多くのベアーズファンは聞きたくないだろうが、ロジャースの反撃はこれ以上ないくらい正確だったのだ。
第6週の試合でロジャースはパス23回中17回成功、195ヤード、タッチダウン2回を記録し、ベアーズの今季戦績を3勝3敗にしている。
そして、ベアーズにとって残念なことに、これで終わりではないようだ。
『CBS』系の『WFRV』によれば、ロジャースは「これが俺のラストだとは思っていない。ただ、俺は一つ一つすべてを満喫してきた」と語ったという。
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