ライオンズQBゴフに「これまで以上の向上」を求めるキャンベルHC
2021年10月18日(月) 12:39デトロイト・ライオンズのヘッドコーチ(HC)ダン・キャンベルはクオーターバック(QB)の変更があるとは言っていない。しかしながら、ライオンズがシンシナティ・ベンガルズに34対11で惨敗したのを受け、キャンベルHCはその可能性を否定してもいない。
ライオンズはNFL屈指のクオーターバック、マシュー・スタッフォードをロサンゼルス・ラムズにトレードしてQBジャレッド・ゴフを獲得しており、そのゴフとの初シーズンで0勝6敗というのは、ファンにとって受け入れがたい状況と言える。だが、ゴフが苦戦しているのは明らかであり、現地17日(日)の敗戦ではこれまでで最も振るわなかった。ゴフはハーフタイムを迎えた時点で38パスヤードしか稼げておらず、ライオンズは第4クオーターになるまで得点していない。
キャンベルHCは「彼にはこれまで以上に向上してもらう必要がある」と日曜日に記者たちに話した。
ゴフはこの日42本中28本のパスを成功させて202ヤードを稼ぎ、タッチダウン0回とインターセプト1回を記録。それらの数字のほとんどが、すでに決められた結果を伴っている。今週にライオンズがスタッフォード率いるラムズとの対戦に備えるに当たり、ゴフの状況はより注目を浴びることになるだろう。一方で、今シーズンのスタッフォードはショーン・マクベイHCのオフェンスに見事にフィットしているようだ。両チームの対戦はラムズのホームで現地24日(日)の東部時間16時05分にキックオフとなる。
シーズン第6週で苦戦を強いられたゴフは、試合後のコメントを控えた。
キャンベルHCはバックアップQBのデビッド・ブラウの起用を考えているかと聞かれ、「われわれはすべての選択肢を検討する」と答えている。
それは決して何かを保証するものではなく、キャンベルHCはベンガルズ戦でゴフの交代を検討しなかったことや、ライオンズのオフェンスの問題はクオーターバックのプレーよりももっと深いところにあることを指摘。「すべてをジャレッド・ゴフに押しつけるつもりはない。これは全体の責任だ」とつけ加えた。
実際にライオンズのオフェンス全体はゴフにとって助けとはなっていないが、いずれにしても近いうちに変化が訪れる可能性がある。
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