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QBブリッジウォーターは“勇敢な私たちのクオーターバック”とブロンコスHCファンジオ

2021年10月23日(土) 00:43

デンバー・ブロンコスのテディ・ブリッジウォーター【AP Photo/David Richard】

足と大腿(だいたい)四頭筋を痛めているデンバー・ブロンコスのクオーターバック(QB)テディ・ブリッジウォーターは、現地21日(木)夜に行われたクリーブランド・ブラウンズ戦でクエッショナブル指定を受けながらも先発出場を果たした。

ブロンコスは前半を無得点に抑えられていたため、後半は負傷しているブリッジウォーターに代わってドリュー・ロックが出場するのではないかと思われていた。

しかしながら、ブロンコスのヘッドコーチ(HC)であるビック・ファンジオはQBの交代を考えていなかったようだ。

ブラウンズに17対14で敗れて4連敗となった後、QB交代を検討していたのかと報道陣に聞かれたファンジオHCは「(考えて)いなかった」と答えている。

プレシーズン中、ロックとのQB争いを勝ち抜いたブリッジウォーターは脳震とうや前述の足と大腿四頭筋の負傷を抱えながらも、今季7試合すべてに先発出場している。

ファンジオHCは「特に後半で良いプレーをしていたのではないだろうか。私の目から見たら、テディのケガはそれほど影響していないと思う。勇敢だと思うよ。彼は私たちのクオーターバックだ」とコメント。

後半、ブリッジウォーターは13プレーで79ヤードのタッチダウンドライブをランニングバック(RB)メルビン・ゴードンへの8ヤードのパスで締めくくるなど、ブロンコスのオフェンスを奮い立たせた。

最初の30分でパス10回中7回成功、58ヤード、インターセプト1回、パサーレーティング45.0を記録したブリッジウォーターは、最終的にはパス33回中23回成功、187ヤード、タッチダウン2回、インターセプト1回で試合を終えている。

後半の巻き返しはプラスに働き、ブリッジウォーターのタフネスを示す一例となったとはいえ、決して素晴らしい功績とは言えない結果だった。

ブリッジウォーターは次のように語っている。

「正直なところ、行ける気がしていた。俺たちは今週、リハビリに力を入れていく。すべてに積極的に取り組んできたし、俺はそのおかげで今日、プレーするチャンスがあった。惜しかった。チームを勝利に導くために、いろんなことに向き合っている選手たちがいる。あと一歩、及ばなかった」

今季3勝4敗で4連敗中のブリッジウォーターは残された時間が急に短くなったことに気がついており、木曜日の敗北を受けて負傷の有無にかかわらず、とにかく勝利を収めることがより重要になっている。

「そうさ、シーズンを生き残るだけじゃなく勝たなきゃいけないという危機感を持っている」とブリッジウォーターは言う。「俺たちは正直なところ、(シーズンを)マラソンだとして毎週がそれぞれのレースみたいなもんだと考えている。もしくは、17ラウンドの戦いで毎週がそれぞれのラウンドだと思っている。とにかく勝つことに危機感を持っている。10週間先とか、6週間先なんて考えられない。10日間で正しいことをしなきゃならない。次はワシントンだから、試合に出て、競って、団結して、この状況を変える新たな機会があると思っている」

【RA】