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【2016年シーズン】第8週の見どころ

2016年10月27日(木) 12:54

ダラス・カウボーイズのチアリーダー【AP Photo/Roger Steinman】

先週バイキングスが敗れたため、遂に全勝のチームがなくなった。1敗はペイトリオッツ、カウボーイズ、バイキングス、シーホークスの4チーム。

第7週までで第4クオーターに1ポゼッション以内だったゲームが80あった。これは第7週時点ではNFL史上最多となっている。いかに激戦のシーズンとなっているかが分かるだろう。

また、勝ち越しているチームはちょうど半分の16だ。現在のプレーオフ形式となった1990年以降、第7週終了時点で勝ち越していたチームは過去312あり、うち274がプレーオフに進出している。87.8%の確率である。ただ、勝率5割以下でも38チームが進出を果たしている。昨シーズンも4チームが負け越しから進出した。

今週の注目カードとしてまず挙げたいのはサンデーナイトフットボール。4勝2敗のイーグルスを5勝1敗のカウボーイズが迎えるNFC東地区の好調ライバル対決となっている。

イーグルスの新人クオーターバック(QB)カーソン・ウェンツは6回の先発で4勝を挙げ、185回のパスで118回成功、1,324ヤード獲得、8タッチダウン、3インターセプト、QBレーティング92.7と好調を維持している。イーグルスは今シーズン、キックオフリターンタッチダウンを挙げている唯一のチームだ。第6週にはランニングバック(RB)ウェンデル・スモールウッドが86ヤードを、先週はワイドレシーバー(WR)ジョシュ・ハフが98ヤードを走り、2週連続での得点となった。

カウボーイズはQBダック・プレスコットとRBエゼキエル・エリオットの新人コンビが攻撃の中核をなす。プレスコットは6回の先発で5回勝利し、182回のパスで125回成功、1,486ヤードを稼ぎ、7タッチダウン、1インターセプト、QBレーティングは103.9だ。エリオットのラン1ゲーム平均117.2ヤードはリーグトップであり、4ゲーム連続で130ヤード以上獲得は新人として史上初。

4勝2敗のパッカーズと4勝3敗のファルコンズの一戦も見逃せない。先週のベアーズ戦で勝利したパッカーズだが、WRデイバント・アダムスが13回、WRランドール・コブが11回、WRタイ・モンゴメリーが10回、パスをレシーブした。1試合で3人の選手が10回以上パスキャッチしたのは史上2回目である。その多彩なパス攻撃を繰り出したQBアーロン・ロジャースのパス39回成功はチーム記録となった。

ファルコンズのQBマット・ライアンも絶好調で、今シーズンの総パス獲得距離2,348ヤードはリーグトップ。先週273ヤードを投げ、これで46試合連続で200ヤード以上投げており、NFLの連続記録を更新している。

この他サーズデーナイトフットボール(TNF)がジャガーズタイタイタンズのAFC南地区の、マンデーナイトフットボール(MNF)がバイキングス対ベアーズのNFC北地区のいずれも同地区ライバル対決となっている。

またベンガルズ対タイタンズは今シーズン3回目、最後のロンドンゲームだ。試合開始時間に注意したい。