ドルフィンズRBアジャイが2週連続の週間MVP
2016年10月27日(木) 13:24シーズン開幕直後は多少のもたつきを見せたかもしれないが、マイアミ・ドルフィンズのランニングバック(RB)ジェイ・アジャイがその能力の高さを証明するのにそう長い時間は必要なかった。
NFLは第7週の週間MVPを発表。アジャイは現地26日(水)、2週連続でAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)攻撃部門の週間MVP選手に選ばれた。ボイジー州立大学出身の2年目RBであるアジャイは23日のバッファロー・ビルズ戦で214ヤード、1タッチダウンをマークし、チームを28対25の勝利へと導いた。第6週のピッツバーグ・スティーラーズ戦で204ヤードを記録していたアジャイは、2試合連続で200ヤード以上を走った史上4人目の選手となった。アジャイはO.J.シンプソン、アール・キャンベル、リッキー・ウィリアムスに次いでその偉業を達成。
アジャイは試合後、「本当に信じられない。他の3人と肩を並べたなんて・・・本当にすごいことだ。彼らは全員が殿堂入りしていて、自分が尊敬している選手たちだ」と語った。2006年にラダニアン・トムリンソンが2週連続でMVPを獲得して以降、アジャイは初めての連続週間MVP獲得者となった。
その他、第7週の週間MVP獲得者
【AFC】
<守備部門>
デンゼル・ペリーマンは7タックル、1インターセプトを記録し、33対30で勝利したアトランタ・ファルコンズ戦に大きく貢献。なお、この試合は今シーズン始まって以来で最も熱い戦いだった。ペリーマンはチャージャース守備陣を牽引し、強力なファルコンズ攻撃陣を抑え込んだ。
<スペシャルチーム部門>
Pマーケッティー・キング:5度のパントで平均50.6ヤードを記録したオークランド・レイダースのパンター(P)マーケッティー・キングは33対16で白星を飾ったジャクソンビル・ジャガーズ戦に貢献。5パント中の4回はジャガーズ陣地20ヤードまで切り込んだ。今シーズンで5年目になるキングはいまだ衰えることなく、こぼれたスナップすらも27ヤードゲインに変えてしまう能力の高さを見せつけている。
【NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)】
<攻撃部門>
WRデイバント・アダムス:グリーンベイ・パッカーズのワイドレシーバー(WR)デイバント・アダムスは26対10で快勝したシカゴ・ベアーズ戦で13キャッチ、132ヤードをマークしてチームに貢献。5試合連続で平均値を下回るパッカーズのロングパスはファンからの批判の的となっていたが、アダムスの大活躍はその批判を黙らせることに成功した。
<守備部門>
FSランドン・コリンズ:ニューヨーク・ジャイアンツのフリーセーフティ(FS)ランドン・コリンズは17対10で勝利を収めたロサンゼルス・ラムズとのロンドンゲーム前半、相手がキャッチミスしたボールを奪い、44ヤードのリターンタッチダウンを決めた。多数のタックルを華麗にかわしてエンドゾーンまで到達したコリンズによるこのプレーは今シーズン中のベストプレーと言っても過言ではない。この後、コリンズはさらにインターセプトも記録している。
<スペシャルチーム部門>
WRジョシュ・ハフ:フィラデルフィア・イーグルスのWRジョシュ・ハフは98ヤードのキックオフリターンを決め、ミネソタ・バイキングスに初黒星を付けた試合に貢献。