ワシントンの先発QBはハイニケ続投、フィッツパトリックの復帰は数週間先か
2021年10月24日(日) 22:54ワシントン・フットボール・チームの先発クオーターバック(QB)ライアン・フィッツパトリックが股関節を亜脱臼して故障者リザーブ(IR)に入ってから6週間が経過している。すべてが順調に進んでいれば、今頃は復帰間近のはずだった。
しかし、情報筋の話によれば、現実は違っているようだ。
情報筋の話では、38歳のフィッツパトリックの復帰はまだ数週間先になるといい、バックアップQBタイラー・ハイニケが司令塔を務めるようになって以降、過去4試合で3敗、目下、2連敗中のワシントンにとってはこの状況がしばらく続くことになりそうだ。施設内でフィッツパトリックはいまだに松葉杖をついており、これも復帰日が近くないことを示唆している。
フィッツパトリックは今後数週間のうち――可能性としては来週――にMRI検査を受ける予定だが、少なくともバイウイークであるシーズン第9週の11月7日(日)を過ぎるまでは復帰できないと考えられている。つまり、フィッツパトリックは今季、最低でも2カ月間欠場するのだ。また、すべての関係者がフィッツパトリックの今季中の復帰を望んでいる一方で、リハビリは予想以上に遅れており、フィッツパトリックがフィールドに戻れるかどうかも定かではない。
ハイニケはロサンゼルス・チャージャーズ戦でフィッツパトリックのリリーフとして活躍し、ニューヨーク・ジャイアンツ戦ではパス46回中34回を成功させ、336ヤード、タッチダウン2回、インターセプト1回を記録してチームを勝利に導いた。とはいえ、直近2試合でオールド・ドミニオン大学出身のハイニケは大苦戦し、インターセプトを合計3回喫した上にパッサーレーティングは47.6と70.7にとどまっている。
ハイニケは今週、報道陣に対して「毎回、完ぺきになろうとしたり、完ぺきなリードをしようとしたりしていたような気がする。そんなことをしては、俺は俺らしくいられないし、ベストな状態にはなれない」と話した。
一方、ヘッドコーチ(HC)ロン・リベラはハイニケへの信頼を示しており、ハイニケが仕事を失う恐れはないようだ。
リベラHCは「先週、彼には見どころがあったと思っている。人々が望むように、あるいはわれわれが望んでいるように、毎週が生産的になるとは限らない。今後の展開を見守っていきたい」と述べている。
【RA】