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5勝2敗のスタートには「満足していない」とベンガルズQBバロウ

2021年10月29日(金) 14:47


シンシナティ・ベンガルズのジョー・バロウ【AP Photo/Bryan Woolston】

記録的な勝利を挙げてもなお、クオーターバック(QB)ジョー・バロウとシンシナティ・ベンガルズは満足していないようだ。

現地24日(日)に行われたボルティモア・レイブンズ戦で41対17と大勝し、新世代のベンガルズのイメージを覆しているにもかかわらず、ベンガルズは5勝2敗のスタートに酔いしれたり、大喜びしたりしているわけではないとバロウは強調した。

2年目のクオーターバックからしてみれば、2021年のチームはまだこれからというわけだ。

バロウは「俺たちはまだベストのゲームをプレーしていない。5勝2敗は悪くないけど、俺たちは満足していないんだ」と水曜日に記者たちに話した。「俺たちは立ち止まったりしない。毎日全力で取り組んでもっと良くなるんだ。俺たちに限界はない」

5勝2敗に成績を伸ばし、ようやくフットボール界からも注目を浴びるようになったが、ベンガルズにとってはそれ以上に、バロウが3つのタッチダウンパスを含むキャリアハイの416ヤードを記録してレイブンズに勝利したことが大きな収穫となった。この勝利によってベンガルズはレイブンズに対する連敗を5で終わらせ、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区の首位に躍り出た。

しかしながら、バロウにとってこれは単なるスタートに過ぎず、ベンガルズは自己満足に陥ることなく、さらなる勝利と達成を目指して前を向いていかなければならない。

バロウは「俺たちはここで満足することなく、集中力を切らさないようにしないとダメだ。俺たちは久しぶりにこのレベルまで来られたけど、まだまだ満足していない」と述べた。「他のチームも同じようにもっと良くなろうとしているわけだから、俺たちも毎日練習して、さらに高いところを目指す。5勝2敗よりも大きな目標を持っているから、毎日良くなり続けなければならない。練習に出て、レップスをこなし、動画を見る。それを繰り返して、ひたすら努力する必要があるんだ」

もしベンガルズが格下の相手に油断したり、気を緩めたり、自分たちを過信したりするようなことがあるとすれば、それは来る日曜日に行われる1勝のニューヨーク・ジェッツとの対戦で起きるかもしれない。

バロウはシーズン第7週の勝利の大きさを実感しながらも、今シーズンがどう記憶されるかはこの先の展開次第だということを知っている。

「チームとしての大きな勝利だったし、この組織や街にとってもすごく大きな勝利だった。だけど、今週も勝って、再来週も勝って、勝利を積み重ねてどんどん良くなっていかないと無意味になってしまう。もし、残りの10試合で0勝10敗になるようなことがあれば、第7週にレイブンズに勝ったことなんて誰も気に留めてくれやしない」

ベンガルズは2015年以来の最高のスタートを切り、シーズン第8週を前にAFC北地区のトップに立っている。そして、最終的には同シーズン以来のプレーオフ進出を目指しているが、それが実現するかはベンガルズがどのようにシーズンを終えるかにかかっており、バロウはそのことを十分に理解しているようだ。

シーズン第7週の寵児たちが第8週に臨む。

【R】