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バイウイークを経てタイタンズ戦の敗北を払拭したいビルズ

2021年10月29日(金) 22:52


バッファロー・ビルズのステフォン・ディッグス【AP Photo/Wade Payne】

バッファロー・ビルズはテネシー・タイタンズに敗れたことで後味の悪いバイウイークを迎えた。ビルズが本格的に苦杯を舐めたのはこれが初めてだった。

この敗北を乗り越えるには1週間多く必要だったかもしれないが、ビルズは今、後ろではなく確実に前を向いているだろう。

『Associated Press(AP通信)』によれば、ビルズのワイドレシーバー(WR)ステフォン・ディッグスは現地27日(水)に「克服しなきゃならない。今、何もしないわけにはいかない。俺たちはすでに良いチームだ。自分たちのことは理解しているさ」と語ったという。

AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)東地区の首位に立つビルズ(4勝2敗)は今週末、精彩を欠くマイアミ・ドルフィンズ(1勝6敗)とのディビジョナルゲームで、さらにその差を広げるチャンスがあるという確証を得るだろう。両者の2021年最初の対戦ではビルズが圧勝し、まさに向かうところ敵なしのマシーンのような存在であることを多くの人に確信させた。

しかし、シーズン第6週にタイタンズのランニングバック(RB)デリック・ヘンリーがそのマシーンの歯車を狂わせた。セーフティ(S)ジョーダン・ポイヤーはこれによってビルズに教訓が与えられたとして、次のように強調している。

「俺たちは落ち着いたフットボールチームだ。2週間前に起こったことにこだわるつもりはない。確かにあの敗北はきつかったけど、俺たちはそこから立ち直った。ドルフィンズ戦に向けて準備は整っている」

先週末、アトランタ・ファルコンズに敗れたドルフィンズではクオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロアのトレードに関するうわさが頻繁に流れており、混沌とした状況が続いている。ドルフィンズは次の対戦相手だけでなく、QBの将来についての回答も考えなければならない。

一方、ビルズは自分たちがどこを改善しなければならないか、内省する時間が十分にあった。

ディッグスは「俺たちはまだ最高のプレーをしていない気がする――もちろん良いプレーもあったけどな。俺たちがいいチームだってことは誰もが知っているけど、常にいいチームであるためには一貫性がないといけない。だからこそ、いくつかの部分を強化する」とコメント。

昨季のビルズはアリゾナ・カーディナルスに最後の数秒で敗れた後にプレーオフに向けて走り出した。今季はドルフィンズ戦を皮切りに同じような展開になるかもしれない。

ビルズのヘッドコーチ(HC)を務めるショーン・マクダーモットは「すべてのチームは異なる。そうは言っても、私はこのフットボールチームを信じている。どこへ連れて行ってくれるのか楽しみだ」と話している。

【RA】