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イングラムのトレードでキャリー増に期待するテキサンズRBデイビッド・ジョンソン

2021年10月29日(金) 23:06

ヒューストン・テキサンズのデイビッド・ジョンソン【Cooper Neill via AP】

ヒューストン・テキサンズは今週、マーク・イングラムをニューオーリンズ・セインツにトレードに出し、バックフィールドの層を薄くした。それは、ランニングバック(RB)のフィリップ・リンゼイとデイビッド・ジョンソンにとってはキャリーを増やすための扉を開くことになる。

イングラムは先発として7試合に出場し、92回のキャリー、294ヤードを稼いでテキサンズをリードしていた。ひとまずその後任として入るのはリンゼイになりそうだが、ジョンソンは残りのシーズンでキャリーを増やすための準備をしてきたと現地28日(木)に述べた。

「マークが違うチームに行ってしまった以上、俺がもっとボールを持って走る準備をしておかなきゃならない」とジョンソンはチームの公式コメントで述べた。「今まで俺はサードダウンとレシーブ用のバックとして使われてきたけど、これからはもっとキャリーが増えることになる」

ジョンソンの今シーズンのキャリーはまだ27回で、104ヤードの獲得にとどまっている。対してリンゼイは38回のキャリー、97ヤードとタッチダウン1回という成績だ。しかし、パスキャッチのターゲットとしてはジョンソンがバックフィールドで最大の分け前を誇る。ジョンソンは7試合で24回ターゲットになり、キャッチ19回、154ヤードとタッチダウンを記録している。同じ期間にイングラムとリンゼイは2人合わせて13回のターゲットでキャッチ10回、61ヤードとタッチダウン1回だ。

イングラムのトレードで最も恩恵を受けるのはリンゼイだと予想されるが、ジョンソンも引き続きサードダウンバックとしての務めを果たしながら、ランの機会がもっと増えるはずだ。スコッティ・フィリップスもまた、シーズンが進むにつれてテキサンズが若手を試す中で何度かスナップの機会を得るかもしれない。これまでプレーの機会が限られていたベテランのレックス・バークヘッドも健康な状態を保てればレップスに参加できるだろう。

テキサンズはイングラム、リンゼイ、ジョンソン、バークヘッドという4人のベテランRBを抱えてシーズン開幕を迎えた。全員が1年契約だった。少なくとも1人はトレードで町を出ていく運命だったようだ。それによって、メインの2人は再びオープンマーケットに出る前に印象を残す機会が増えたことになる――11月2日(火)のトレード期限前に彼らもトレードされなければの話だが。

「それもビジネスの一環に過ぎない」とジョンソンはイングラムのトレードについて述べた。「俺はそう感じた。特に、トレード期限が迫り、リーグ全体でランニングバックのケガが相次いでいる状況ならなおのこと。俺はそう感じた。ビジネスの一環だ」

ヒューストンは日曜日にホームでロサンゼルス・ラムズを迎えて試合に臨む。

【M】