ニュース

痛みが残るカウボーイズQBプレスコット、バイキングス戦はクエッショナブル

2021年10月30日(土) 09:52


ダラス・カウボーイズのダック・プレスコット【AP Photo/Greg M. Cooper】

ダラス・カウボーイズは現地31日(日)にダック・プレスコットが試合に出場するかどうかを早急に決断しなければならない。ただ、ミネソタ・バイキングス戦の2日前になっても、その判断がどうなるのか、まったく見えていない。

ヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシーは金曜午前にチーム施設に顔を出したプレスコットが「痛がっていた」と明かしている。木曜日の練習で活動を活発化させていたことを考えると、驚きはないと言えよう。カウボーイズの今週最後の練習では再び制限付きのメニューとなり、バイキングス戦に向けたステータスは正式にクエッショナブルとされている。

それでも、マッカーシーHCは「彼は自信を持っている。プレーしたがっており、それに向けて努力を続けたがっている」とコメント。

プレスコットは28日、自分だけの判断ではないと主張しており、シーズン第8週以降もケガが長引くことを望んでいないと付け加えていた。ケガの影響で、すでに2週間近く活動を制限されているものの、シーズン第7週がバイウイークだったことから、試合を欠場することなく今週を迎えている。

5勝1敗の戦績でシーズン第8週を迎えるカウボーイズはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)で1敗にとどめている5つのチームのうちの一つだ。この記録を作ったのはプレスコットの活躍があってこそだが、足首を負傷した2020年はシーズンをほぼ棒に振った。プレスコットは先ごろ、現在のケガが以前のケガと関係しているとの説を口にした。そのため、マッカーシーHCは状況を踏まえ、チームの大局的な見通しを改めて説明するに至っている。

「単に1試合というわけではない。7試合目を迎えるところであり、まだプレーすべきフットボールの試合が多く残っている」

カウボーイズのオーナーであるジェリー・ジョーンズはプレスコットの出場可否が試合当日の判断になるかもしれないと示唆しながらも、最終的には日曜日の試合に出場するとの楽観的な見方を示している。

「今のところダックに関しては良い感じだと思っている」と語ったジョーンズ。

プレスコットが出場できない場合、クーパー・ラッシュがNFL初先発を務めることになるだろう。5年目QBのラッシュは2017年に記録した3回のパスアテンプトがキャリアで残した唯一の記録だが、今週はファーストチームのレップスの大半に参加し、キャリアを通して所属するダラスのシステムに取り組んできた。

マッカーシーHCは「彼の準備はできている。彼に出番が回ってくれば万端だろう。それでもまだ時間はある」と述べた。

【C】