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シーズン第8週にモンスター級の活躍を見せたジェッツQBマイク・ホワイト

2021年11月01日(月) 13:37


ニューヨーク・ジェッツのマイク・ホワイト【AP Photo/Noah K. Murray】

“マイク・ホワイト”は人々の記憶にひっかかるような複雑な名前ではない。しかし、シーズン第8週にモンスター級のパフォーマンスを見せた今、それは忘れがたい名前になったはずだ。

現地31日(日)にニューヨーク・ジェッツのクオーターバック(QB)としてNFLで初めての先発出場を果たしたホワイトは、シンシナティ・ベンガルズを相手にメットライフ・スタジアムで天井知らずのパフォーマンスを発揮し、34対31で競り勝った試合で405パスヤード、タッチダウン3回、インターセプト2回、被サック2回をマークした。

今季2勝目を挙げたヘッドコーチ(HC)ロバート・サラーは終始笑顔を見せながら、負傷した新人のザック・ウィルソンに代わってスポットライトの下に立たされたホワイトのプロフェッショナリズムを称賛。2021年NFLドラフトの全体2位で指名されたウィルソンは先週に膝を負傷しており、あと数週間離脱すると見られている。

「マイクはファンタスティックだ。彼は落ち着いていて、キャンプやOTAを通じて彼らの一員であるのにふさわしいことをずっと示しており、それを今日も証明した」とサラーHCは語った。

ホワイトが長く探していたQBポジションの答えになり得るか聞かれたサラーHCは、慎重な姿勢を見せつつも、その可能性を否定していない。

ホワイトがサーズデーナイトのインディアナポリス・コルツ戦に先発するか聞かれたサラーHCは「毎日確認していくが、すべてがあり得る」と報道陣に述べた。

日曜日の活躍が何かを示唆するとして、ウィルソンが不在の間に好パフォーマンスを続いたならば、ホワイトが前に進む可能性は看過できない。

ホワイトのビッグデーは最初の2回のドライブでパス10回中10回を決めるというパーフェクトな形でスタートしている。最初のドライブではランニングバック(RB)マイケル・カーターの8ヤードのランによって7対0とリードした。

この試合を前にホワイトのスキルについて言及していたランニングバック(RB)タイ・ジョンソンは、第4クオーターに19ヤードのキャッチアンドランで得点を挙げており、ホワイトについて「マイク・“マジヤベエ”・ホワイトだ。どう猛な犬、彼は獣。月曜日に行ったが、もう一度言うぜ。俺はずっとそう言い続ける」と話している。

1950年以来、キャリア最初の先発試合で300ヤード以上を記録した2人目のクオーターバックとなったばかりのホワイトが、実際にジョンソンの思っている通りの選手であり、ジェッツの希望になるということがあり得るだろうか?

それを証明する次の機会は、サーズデーナイトフットボールでやってくるだろう。日曜日の成功を再現するのは、厳しい要求かもしれない。しかし、もう一度堅実な試合を見せることができれば、今季を迎えた段階では想定されていなかった問いが生じてくるはずだ。

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