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【2016年第7週】ジャイアンツ守備陣が奮闘、ロンドンで今季4勝目

2016年10月24日(月) 02:10


ニューヨーク・ジャイアンツのランドン・コリンズ【Evan Pinkus via AP】

現地23日(日)、英国ロンドンにあるトゥイッケナム・スタジアムで今季3試合目のロンドンゲームとなるニューヨーク・ジャイアンツ対ロサンゼルス・ラムズが行われた。ここまで3勝3敗の両チームだが、ディフェンスが奮闘したジャイアンツが要所をしっかり押える試合展開を見せ、ラムズを17対10で下して今季4勝目をあげている。

ジャイアンツは試合開始直後からタイトエンド(TE)のラリー・ドネルがファンブルし、自陣でラムズにボールを明け渡してしまう。ラムズはクオーターバック(QB)ケイス・キーナムのパスで簡単にジャイアンツ守備陣を攻め崩し、最後はキーナムがワイドレシーバー(WR)タボン・オースティンへ10ヤードパスを通してタッチダウン。先制した後にはフィールドゴールで追加点を決め、ラムズがリードを広げる。

第2クオーターに入ってエンジンがかかったジャイアンツ攻撃陣は、エースQBイーライ・マニングから先週大活躍のWRオデル・ベッカムにつなげる12ヤードパスなどで敵陣まで前進し、タッチダウンこそ逃したものの、フィールドゴールを成功させて反撃の兆しを見せる。ジャイアンツは直後のドライブでキーナムからオースティンへのパスをフリーセーフティ(FS)ランドン・コリンズがインターセプトし、そのまま44ヤードをリターンしてタッチダウン、試合を振り出しに戻した。前半は10対10の同点で終了。

第3クオーターはジャイアンツのディフェンシブバック(DB)ジャノリス・ジェンキンスがラムズのWR陣を相手に素晴らしいディフェンスを披露し、ラムズに得点のチャンスを与えない。対するラムズ守備陣もしっかりジャイアンツの攻撃を封じ、第3クオーターは両チームとも無得点だった。

試合が動いたのは第4クオーター序盤。ジャイアンツはコリンズがこの試合2度目のインターセプトを成功させ、敵陣35ヤード地点で攻撃陣にバトンタッチ。その後、マニングからベッカムへの22ヤードパスで一気にゴールライン目前まで前進し、最後はランニングバック(RB)ラシャード・ジェニングスの1ヤードランでタッチダウンを獲得、ジャイアンツがリードを奪った。直後にラムズはキーナムがこの日3度目のインターセプトを奪われて万事休すかと思われたが、試合時間2分13秒を残してボールを取り返すと、敵陣15ヤードまで攻め込む。しかし、最後はキーナムがWRブライアン・クイックを狙って投げたボールをインターセプトされ、試合終了を迎えた。

ジャイアンツQBマニングはパス37回中24回成功、196ヤードをマーク。エースWRベッカムはレシーブ5回、49ヤードで試合を終えた。勝利の立役者となったのは、相手QBキーナムから2度ずつインターセプトを奪ったFSコリンズとコーナーバック(CB)のドミニク・ロジャース・クロマティーだろう。

ラムズQBキーナムはパス53回中32回成功、291ヤード、1タッチダウン、4インターセプトとターンオーバー数が目立ってしまう活躍だった。RBトッド・ガーリーもキャリー15回、57ヤードと決して満足のいく結果を残せていない。