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ラムズWRウッズが練習中にACL断裂、シーズン終了に

2021年11月14日(日) 10:35

ロサンゼルス・ラムズのロバート・ウッズ【AP Photo/Kyusung Gong】

ワイドレシーバー(WR)オデル・ベッカムが現地12日(金)に新加入した一方で、ロサンゼルス・ラムズのレシーバー陣は大きな損失を被っている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが関係者の話として報じたところによると、ベテランのWRロバート・ウッズが金曜日の練習でACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂し、シーズン終了になったという。

ラムズのヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイは土曜日に行われた練習の前に、報道陣に対してウッズの負傷を公表した。

「ロバート(ウッズ)がいなくなるとはね」とマクベイHCは言う。「昨日も言ったように、彼はこの街のすべてを象徴する存在だ。素晴らしいコンペティターであり、タフなプレーヤーであり、卓越したフットボールプレーヤーであり、立派な人間だ。非常に残念だよ」

NFLネットワークのピーター・シュレーガーによると、足を踏み出した際に違和感を覚えたウッズはジェットスイープを走るときに膝を負傷したという。シュレーガーによれば、昨夜のうちは深刻なケガではないという希望があったようだが、さらなる検査で負傷の程度が確認された。

「このゲームはどういう視点を与えてくれるのだろう」と嘆くマクベイHCはこう続けた。「調子よくいっていたのに、変に着地したらしく、戻ってきたときは何となく大丈夫だと言っていた。結局、検査を受けることになり、残念ながら結果はご存知の通りだ」

「彼は正しい方法でリハビリに取り組むだろう。ロバート・ウッズが大好きだ。彼がいない間、みんながステップアップすることを求められるだろう。彼のような選手の代わりなどいないが、彼がいなくなると、多くの選手がより良いプレーをして、行動を起こしていく必要がある」

ウッズが不在となったことで、木曜日に結ばれたベッカムとの契約はより重要なものとなった。しかし、スーパーボウルを目指すラムズにとっては、ベテランのウッズが発揮してきたリーダーシップや、キャッチとランで見せるダイナミックな能力が非常に惜しいだろう。ベッカムの加入を受けてデプスチャートの下位に追いやられていた2年目のWRヴァン・ジェファーソンが、ウッズの代わりに出場すると想定されている。

ラムズ(7勝2敗)は月曜夜、サンフランシスコ・49ers(3勝5時敗)と敵地で対戦予定だ。シーズン第10週にベッカムがラムズでの初出場を果たすかどうかは不明ではあるものの、状況によっては出場する可能性もある。マクベイHCは報道陣に対し、ベッカムが出場する「可能性」はあるが、まずはチームでの練習を見たいと述べていた。

ウッズは今季9試合に出場してレシーブ45回、556ヤード、タッチダウン4回をマーク。さらにタッチダウンラン1回も記録している。その確かな手腕と耐久性で有名な29歳のウッズは、9年間のキャリアの中でシーズン中に3試合以上を欠場したことはなかった。

自身が育った場所であり、南カリフォルニア大学でカレッジ時代を過ごしたロサンゼルスで、ウッズは過去5シーズンを過ごしてきた。2013年ドラフト2巡目で指名されてから4年間、バッファロー・ビルズに在籍した後、2017年シーズンが始まる前にラムズとフリーエージェント(FA)契約を結んだ。ウッズはこれまでのNFLキャリアを通してレシーブ570回、7,077ヤード、タッチダウン35回を記録している。

【RA】