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QBニュートンがファーストチームの練習の大部分を担当するとパンサーズHCルール

2021年11月16日(火) 13:39


キャム・ニュートン【AP Photo/Jeff Lewis】

クオーターバック(QB)キャム・ニュートンはカロライナ・パンサーズへの帰還を2021年最初のタッチによって知らしめた。それはタッチダウンランだった。

タッチダウンを決めたニュートンは大声で自らの復帰を叫んでいる。次にパンサーズでプレーするときには、もしかしたら先発ラインアップの一員として戻ってくるかもしれない。

ヘッドコーチ(HC)マット・ルールは現地15日(月)に報道陣に対し、今週の練習では先発のレップスの多くをニュートンに任せる計画であり、ニュートンがシーズン第11週に組まれているワシントン・フットボール・チーム戦で先発可能な程度にチームのプレーブックを消化できることに望みを持っていると話した。

「われわれは彼の準備に取りかかる予定であり、もし彼に準備ができれば素晴らしい」とルールHCはコメントしている。

「彼がすべてに向けて十分に準備ができなくとも、当然P.J.(ウォーカー)がいる。2ミニッツパッケージやゲーム終盤のパッケージ、最後のプレー等については学ぶことが多く、短い時間でたくさんのことを学習しなければならないが、それは難しいことだ。したがって、われわれはベストを尽くしつつ、今週の後半になってから自分たちの位置を見てみるものの、彼がほとんどのレップスを担当する」

ニュートンはパンサーズがQBカイラー・マレーを欠くカーディナルスに34対10で勝利を収めた試合で、スナップ9回分をプレーした。その多くを活用したニュートンはパス4回中3回成功、8ヤード、タッチダウン1回をマークする傍ら、ラン3回で14ヤードとタッチダウン1回も記録している。そういった活躍は特定のプレーヤーの攻撃“パッケージ”を定義するものであり、パンサーズと契約してからわずか数日にしてニュートンは少しのチャンスで自分のポテンシャルを最大に発揮してきた。

パンサーズがシーズン第11週にワシントン・フットボール・チームと相まみえる試合――ニュートンと以前にパンサーズで一緒だった現ワシントンHCロン・リベラの再会でもある試合――でニュートンがスナップのすべてを担当するならば、フットボール界は2021年のニュートンに何ができるのかを真に目撃する初めてのチャンスを手にすることになる。

ニュートンのカロライナ帰還には多くの注目が集まっている。ルールHCが月曜日に、娘の友人までが元NFLのMVP選手のカロライナ復帰が本当かと尋ねてきたと明かしたほどだ。ルールHCはニュートンのパンサーズ加入がチームにもたらす活力について隠そうとしていない。パンサーズは通常の先発QBであるサム・ダーノルドのパフォーマンスがシーズン第9週に再び低迷した上、その中でダーノルドが肩甲骨を負傷して故障者リザーブ(IR)になっていた。

それ以来、ニュートンによる活性化にすべてがかかっている。ニュートンはカロライナを勝利に導き、パンサーズとそのポストシーズンのチャンスに再び注目が集まり出した。ルールHCはニュートン加入によって当たったスポットライトを受け入れている。

「私はキャムがもたらすものすべてを求めている。私が求めているのはキャム・ライトじゃない。完全なるキャムであり、キャムがフットボールに集中する限り、彼はそういう存在だから、いたって簡単なことだ」とルールHCは語った。

パンサーズはこの1週間を使って、ニュートンにフル参戦の準備を整えさせる。ニュートンが元コーチとの対戦に向けて準備できるかは、これから分かるだろう。

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