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レイブンズがベテランRBリビオン・ベルを5試合でリリース

2021年11月17日(水) 08:48

リビオン・ベル【AP Photo/Nick Wass】

ランニングバック(RB)リビオン・ベルのボルティモア・レイブンズ時代は5試合しか続かなかった。

ベテランランニングバックは現地16日(火)に自らのリリースを明らかにしている。その後、チームもこの一報を認めた。

トレード期限後にカットされた選手として、ベルはウェイバーにかけられることになる。

「つらいけれど、ここにいられたのは控えめに言っても祝福だったし、俺はこの短い時間のすべての瞬間を楽しみ、この街の持つ意味が大きく変わった。ここは素晴らしい場所だ。一人のレイブンと呼ばれる機会をくれたエリック・デコスタとジョン・ハーボーに感謝している」

ベルはレイブンズに所属する中でラン31回、83ヤード(アテンプト平均2.7ヤード)、タッチダウン2回をマーク。また、パスキャッチはターゲット2回中1回で、記録は-1ヤードだった。

29歳のベルはピッツバーグ・スティーラーズとの契約上の問題から2018年シーズンをホールドアウトして以来、その以前とは別の選手のようになっている。ニューヨーク・ジェッツ、カンザスシティ・チーフス、レイブンズで過ごした過去2年間で、ベルはキャリー113回で411ヤード、タッチダウン4回(キャリー平均3.6ヤード)にとどまった。

シーズン第4週を前にレイブンズと契約してからはローテーションの中で足がかりを見つけることに期待されたベルだが、その夢は実現しなかった。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によれば、ベルは予想ラッシングヤードを31ヤード下回り、コンタクト後の距離は合計68ヤードにとどまっている。

続出するケガによってトップ3のランニングバック――J.K.ドビンズ、ガス・エドワーズ、ジャスティス・ヒルを失ったレイブンズは、タイソン・ウィリアムズと共に戦う選手として新たにラタビアス・マレー、デボンタ・フリーマン、そしてベルを加えていた。マレーは足首の負傷によって過去3試合を逃している。ベルのリリースは、マレーの間もなくの復帰を示唆しているのかもしれない。

ベルが放出された今、マレーと、この数週間でより活力があるように見えていたフリーマンが、ダイナミックなクオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンの傍らで多くのスナップを経験することになりそうだ。

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