カロライナ・パンサーズに戻ったキャム・ニュートンの初先発が濃厚になってきた。

ヘッドコーチ（HC）のマット・ルールは現地17日（水）、クオーターバック（QB）のニュートンが日曜日のワシントン・フットボール・チーム戦に先発する可能性は高いと述べたが、正式な発表はまだ控えるとつけ加えている。

ルールHCは日曜日に向けてニュートンとQBのP.J.ウォーカーを二人とも準備させており、どちらが先発するかはまだ分からないと強調した。

ニュートンが先発する可能性についてルールHCは、「正直に話すと、その方向で進んでいると言っていい。最終決定まではもう少し様子を見るつもりだ」と水曜日に述べた。「先日もはっきりとお伝えしたが、彼に先発の役割を担ってもらいたいと思っているし、チームにとっても良いことだと考えている。だが、P.J.にも準備をさせている。ゲームプランに関して言えば、さまざまなことが起きるだろう」

アリゾナ・カーディナルス相手に34対10の勝利を収めた日曜日の試合ではウォーカーが先発しており、ニュートンは8回のオフェンスプレーに参加した。ニュートンは4本中3本のパスを成功させて8ヤードとタッチダウンを記録。3回のランで14ヤードを稼いで試合の初得点を決めている。

先発が予想される次の試合はニュートンがパンサーズと契約してからわずか11日後となるが、ルールHCはニュートンが短時間でプレーブックを覚えられると考えているようだ。

「彼は頭が良くて、一生懸命やっていることはすぐに分かる」とルールHCは『NFL Network（NFLネットワーク）』のブリジェット・コンドンに話している。

ニュートンが先発するとすれば、シーズン第11週には元ヘッドコーチのロン・リベラと対戦することになり、これは両者が2019年にパンサーズを離れて以来、初めての顔合わせとなる。MVPを受賞した際に所属していたチームのヘッドコーチと対戦する選手としては、ニュートンが1990年以降で初めてとなる。MVPを受賞している選手がMVPシーズンを共にした元ヘッドコーチと初めて対戦した過去7試合のうち5試合で勝利しており、直近ではシーズン第4週にQBトム・ブレイディ率いるタンパベイ・バッカニアーズがビル・ベリチックHCのニューイングランド・ペイトリオッツを下している。

「われわれはチームが勝つためにキャムを迎え入れた。毎週のようにわれわれが勝利を挙げ、それに貢献できる選手になるために努力してくれることを彼には期待している」とルールHCは語った。

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