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対戦を前にパッカーズWRアダムスがバイキングスWRジェファーソンを称賛「6年目のベテランのよう」

2021年11月19日(金) 16:06

グリーンベイ・パッカーズのデイバント・アダムス【AP Photo/Kamil Krzaczynski】

シーズン第11週はNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)でおなじみのライバル同士が一戦を交える。一方のチームにいる真のスター選手が、ライバルに自分を重ねてしまうのはよくあることかもしれない。

今週末、グリーンベイ・パッカーズ(8勝2敗)はミネアポリスへ向かい、ミネソタ・バイキングス(4勝5敗)と対戦する。総合成績では差があるとはいえ、実力ではそれほど差がないと思われる2チームの試合だ。両チームとも、シーズン第10週に勝利を収めている。パッカーズのランニングバック(RB)アーロン・ジョーンズは出場しないが、どちらのチームもスターランニングバックを擁している。そして、どちらも素晴らしいワイドレシーバー(WR)を擁している。

パッカーズのWRデイバント・アダムスは卓越したルートランニングとボディコントロール、そして何よりもその手でディフェンスを壊滅させられるという磐石な評価を得てきた。そしてクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースとは相性がいい。

しかし、WRジャスティン・ジェファーソンがミネソタで活躍しているのを見るとき、アダムスは自らを上回る本当の脅威を見ている。

今週、アダムスはジェファーソンについて「彼のプレーを見ていると、6年目のベテランに見えてくる」と語り、次のように続けた。「彼のプレーを見ていると、どうしたらいいのか分からないし、彼がしているようなプレーをする人はしばらく見たことがない。それがどういう意味であれ、彼は本当によく理解している人だと思う。俺は1年目も2年目もあんなに速くプレーできなかったからね」

「去年の時点ですでに4年間、プレーしているように見えた。だから今、彼は犬のような歳のとり方をしている。純粋な意味でな。なぜなら、彼はそこではまさに犬みたいだからだ。彼のやっていることを尊敬しているし、見ていてとても楽しい。俺たちを相手にここ数週間の結果みたいにならないように心から願っているけど、とにかく見ていて楽しい」

ジェファーソンは先週末のロサンゼルス・チャージャーズ戦でキャッチ9回、143ヤードを記録。ほぼ一人でチャージャーズを抑えてチームは待望の勝利を収めている。そのうちの2回は重要な場面でキャッチしたもので、1つ目はタッチダウンにつながり、チームはリードを取り戻している。また、第3ダウン残り7ヤードを迎えたとき、ジェファーソンはスタッターステップでアウトサイドのポジションを獲得し、サイドラインを爆発的に駆け上がると、回転、跳躍、キャッチを経て両足をフィールドにつけることに成功し、勝利を決定づけた。このキャッチと第4ダウン残り1ヤードでコンバージョンを成功させたおかげで、バイキングスは試合終了までポゼッションを維持することができ、27対20で勝利している。

それは、自信の問題かもしれない。バイキングスはドラフト1巡目指名権と引き換えにWRステフォン・ディッグスをビルズに送り、得た指名権でジェファーソンを獲得した。そして、ジェファーソンは実質的にミネソタのナンバー1レシーバーの座を手に入れている。

しかし、ジェファーソンと同様の機会が与えられた選手は多かったものの、そのほとんどが期待に応えられなかった。2020年にレシーブ88回、1,400ヤード、タッチダウン7回を記録し、攻撃部門最優秀新人賞を獲得したも同然の結果を残したジェファーソンは、一線を画している。

アダムスの言うことは正しい。彼が1,000レシーブヤードを突破したのはプロ5年目のシーズンだった。しかし、アダムスという最高のレシーバーを擁するパッカーズにとっては、待った甲斐があったというものだ。

バイキングスはジェファーソンにも同じことが言えると考えている。ジェファーソンが今週末にその生産性を存分に発揮しないことを条件に、アダムスもその考えに同意するようだ。

【RA】