TNFで完勝したペイトリオッツディフェンスはNFL屈指だと語るCBジャクソン
2021年11月21日(日) 05:37ニューイングランド・ペイトリオッツは現地18日(木)夜、ジョージア州でアトランタ・ファルコンズを相手に25対0で完全勝利を収めた。この結果はヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックのチームにとって、圧倒的なディフェンス力の集大成と言えよう。
5連勝中のペイトリオッツはこれまでに1試合あたりの被得点がわずか10.0点となっており、インターセプトを12回決めて、タッチダウンパスは4回しか許さず、1試合平均の被ヤードは169.6で被パサーレーティングは51.1をマークしている。
『ESPN』によれば、木曜日の試合後にコーナーバック(CB)J.C.ジャクソンは次のように語ったという。「あまり自慢したくないけど、今はリーグの中でも最高のディフェンスなんじゃないかと思う。良いパスラッシュができる。前線には今シーズンにかなり好調な選手がいる。セカンダリーは常に優秀で、ディフェンス同士で団結ができている」
今季のペイトリオッツディフェンスはNFLの中で最も充実したユニットだ。ジャクソンをはじめ、セーフティ(S)のカイル・ダガーやエイドリアン・フィリップスを中心としたセカンダリーがしっかりとまとめられている。パスラッシュは週を追うごとに激しさを増し、アウトラインバッカー(OLB)マット・ジュードンはベリチックHCのスキームにスムーズに溶け込み、相手クオーターバック(QB)の悩みの種となっている。また、新人ディフェンシブエンド(DE)クリスチャン・バーモアも脅威の存在となり、ミドルラインバッカー(MLB)カイル・バンノイは何でもできる多才な選手としての役割を取り戻した(ファルコンズ戦ではタックル8回、サック2回、タッチダウン1回をマーク)。そして、このユニットはタックルを外さない。
ジュードンは「俺たちはフィールド上では嫌なヤツだけど、フィールドの外では良いヤツになりたい」と言う。「確実にペナルティを受けないようにする。ルールに則ってプレーするけど、意地悪な集団だ。それが俺たちの好むプレーだし、チームが勝つためにはそういうプレーをしなければならない。そして、それを楽しんでいるんだ」
木曜日、ペイトリオッツは弱ったファルコンズに容赦なく襲いかかり、どれほど“嫌なヤツ”になれるかを見せつけた。ペイトリオッツは終盤4つのドライブでインターセプトを決め、勝負をつけている。完全勝利でインターセプト4回以上とサック4回以上を記録したのは、チーム史上4度目となった(前回は2019年シーズン第2週に行われたマイアミ・ドルフィンズ戦)。
ジャクソンは「(木曜夜は)ディフェンス面で素晴らしいプレーができたと思う。タッチダウンを与えず、得点も許さない。これ以上のことはないよ。(中略)ディフェンスのプレーが際立っていた。表現できないくらいにね。でも、この状態を維持しなきゃいけない。怖くなってきた。怖いことになりそうだ」と語っている。
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