パッカーズLTバクティアリがシーズン後半の復帰に向けて膝の再手術を完了
2021年11月24日(水) 11:12グリーンベイ・パッカーズはケガで失ったスターラインマンの代わりとしてすぐにオールプロ選手のタックルを起用するわけにはいかない。
レフトタックル(LT)のデービッド・バクティアリはACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)の断裂によって2020年シーズンを途中で離脱しており、1月に手術を受けた。『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロとマイク・ガラフォロが現地23日(火)に報じたところによれば、バクティアリは最近、追加で関節鏡視下(かんせつきょうしか)手術を受けたとのことだ。
つまり、バクティアリは今週の練習や試合に参加することはできないが、パッカーズのポストシーズンまでには復帰できる可能性が残っていると、ペリセロとガラフォロは伝えている。
バクティアリは2021年にはまだ試合に出場しておらず、優秀なガード(G)エルグトン・ジェンキンスがその穴埋めとして活躍してきた。そのジェンキンスもミネソタ・バイキングスに敗れた試合でACLを断裂してシーズン終了。パッカーズはバクティアリが復帰するまでの代役を見つけなければならない。
シーズン第11週にバイキングスに敗れてもなお8勝3敗のパッカーズにはまだ少し余裕がある。今週末はオフェンスラインバッカー(OLB)のボン・ミラーとレナード・フロイド、ディフェンシブエンド(DE)のアーロン・ドナルドを擁するロサンゼルス・ラムズがグリーンベイにやってくるため、レフトタックルの代役として誰を起用しようと、パッカーズにとってたやすい試合にはならないだろう。
今後はAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区のトップに立つボルティモア・レイブンズと予測不能なクリーブランド・ブラウンズとの試合、そしてバイキングスとの再戦を控えているパッカーズは、バクティアリが一日も早く復帰できることを願うばかりだ。去るサンデーゲームでパッカーズが学んだことは、2ゲームのリードは決して安心できるものではないということ。バクティアリが戻ってくれば、シーズン最後の7週間でディビジョンの上位を維持するためにパッカーズが背負っている負担は軽くなるかもしれない。
【R】