ワクチン未接種のカウボーイズWRクーパーの欠場を受け、「一人では勝利できない」とジョーンズオーナー
2021年11月24日(水) 14:08ダラス・カウボーイズのオーナーであるジェリー・ジョーンズはワイドレシーバー(WR)アマリ・クーパーのワクチン未接種の状態と、それが現地21日(日)に実施されたカンザスシティ・チーフス戦に与えた影響について、きわどいラインを歩みつつコメントしている。
クーパーは先週にCOVID-19の陽性であることが検査でわかり、金曜日にリザーブ/COVID-19リストに置かれた。NFLのプロトコルにより、ワクチンを接種していない選手は10日間の隔離義務があり、クーパーはチーフスとの試合を欠場したのみならず、ラスベガス・レイダースと対戦するサーズデーゲームにも出場できないことになる。毎週出演しているラジオ『105.3 The Fan(105.3ザ・ファン)』にて、ジョーンズはクーパーのキャラクターを称賛しつつ、クーパーの不在が何を意味したかについては語らなかった。
「アマリ・クーパーは傑出している。どの分野を見渡しても、彼は最も気質の優れた部類に入る。彼は内省や自分がどうものごとにあたっているかという部分で傑出した考えを持っている」と言うジョーンズは次のように続けた。
「彼が傑出していないという人はいない。しかし、これはチームにどういった影響が及ぶかという部分で典型的な例だ。結局のところ、ここはひとつのチーム。一人では何も勝ち取ることはできない。そういった部分で、このことはわれわれを打った。われわれに打撃を与えた」
ジョーンズは仮にワクチンを接種していても、クーパーはチーフス戦でプレーできなかっただろうと話している。クーパーに落胆したか直接的に問われた際、ジョーンズは「私に何らかの論調があるのであれば、私としてはしていない。だが、ロッカールームに関しては“われわれ”の問題だ。そして、誰もが彼の役割を果たすことを期待されている。誰もが、それを期待しているんだ。彼らはお互いを見ている。お互いの権利を理解している。彼らは、われわれはそうしている。誰もが自分たちの権利を理解しているし、そういった権利に関連する選択肢を理解している」と答えた。
キャッチ44回、583ヤード、タッチダウン5回をマークするクーパーはチーム第2位のレシーバーであり、その上にいるのはシーディー・ラムのみだ。ラムは現在、脳震とうプロトコルに置かれている。COVID-19プロトコルをクリアすれば、クーパーはシーズン第13週に敵地でニューオーリンズ・セインツと戦うサーズデーナイトの試合に出場する資格を得られる。カウボーイズ攻撃時は少なくともそれまではクーパーなしで戦わなければならないが、ジョーンズはポジティブな要素を一つ指摘している。クーパーの不在が、本人にハムストリングの負傷から回復するより良いチャンスになりえるという点だ。
「彼はハムストリングの部分で2週間の休養を得る。だから、その部分はポジティブだ」とジョーンズは述べた。
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