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ベアーズ戦にはQBゴフを先発させる方向だとライオンズHCキャンベル

2021年11月24日(水) 14:36

デトロイト・ライオンズのジャレッド・ゴフ【AP Photo/Don Wright】

サンクスギビングデーのバックアップクオーターバック(QB)対決は避けられそうだ。

デトロイト・ライオンズのヘッドコーチ(HC)であるダン・キャンベルは現地23日(火)に、シカゴ・ベアーズとのサーズデーゲームではQBジャレッド・ゴフを先発させる“方向に傾いている”と述べた。ゴフは斜筋の負傷からの回復に努めており、チームがクリーブランド・ブラウンズに13対10で敗れた先週の試合を欠場していた。これはゴフにとって今季初めての欠場であり、今週の練習には制限付きで参加している。

ゴフは火曜日、報道陣に“毎日良くなっている”と話しつつ、木曜日の自身のステータスについては「どうなるか見てみよう。(キャンベルHCが)何て言ったかは知らないけれど、多分試合前の判断にカテゴライズされると思う。でも、感触はいい。本当にいい感じだ」とコメントした。

『mlive.com』のベンジャミン・レイブンによれば、キャンベルHCはゴフがプレーする可能性について「60%くらいの可能性で五分五分の状況だと思う」と語ったとのことだ。

ベアーズに関しては話は異なり、ルーキーの先発QBジャスティン・フィールズに代わってアンディ・ダルトンが出場する見込みだ。16対13でボルティモア・レイブンズに敗れた一戦で肋骨に打撲を負ったフィールズは試合を途中で離脱しており、今週の試合についても逃すことになると見られる。ダルトンは開幕時にベアーズの先発を務めていたものの、2試合の後にフィールズにその座を譲っていた。

0勝9敗1分という戦績とゴフの生産性低迷にもかかわらず、キャンベルHCはオフシーズンにマシュー・スタッフォードとのトレードで加入したゴフを交代させていない。先週にはゴフの負傷によってキャリア初の先発出場を果たしたバックアップQBのティム・ボイルが大苦戦を強いられ、わずか77パスヤード、インターセプト2回、アテンプト平均3.3ヤードという結果に終わっている。

ライオンズは3勝7敗に苦しむベアーズを相手に、今季初めての白星を挙げることを狙う。両者にとって主な問題になっているのがパス攻撃だ。穴の多いパスプロテクションと平均以下のレシーバー勢と共に戦うゴフは、シーズンを通してタッチダウンパスを8回しか通していない。フィールズは大きなポテンシャルの片りんを見せることがあるものの、ベアーズの試合平均155.8パスヤードは2位(テキサンズ/試合平均194.6パスヤード)に大きな差をつけて今のNFLで最低の数字となっている。

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