ライオンズQBゴフ、「俺たちの関係は良好」とリンOCとの不仲説を否定
2021年11月24日(水) 23:59デトロイト・ライオンズのクオーターバック(QB)ジャレッド・ゴフは、彼と攻撃コーディネーター(OC)アンソニー・リンの関係がうまくいっておらず、ヘッドコーチ(HC)ダン・キャンベルがリンをプレーコールから外したのはそれが一因だったとする『CBS Sports(CBSスポーツ)』の報道に反論した。
「その話、今聞いたんだ」と現地23日(火)、ゴフは『Detroit Free Press(デトロイト・フリー・プレス)』に話している。「どこから出てたのか分からないよ。俺たちの関係はとても良好だ。俺と彼は毎日話をしている。根拠のない話さ」
過去2週間はキャンベルがリンに代わってプレーコールをしている。シーズン第11週はクリーブランド・ブラウンズに敗れはしたものの、ディアンドレ・スイフトの活躍もあって、ランゲームは調子が上向いてきた。しかし、やはり全体としては攻撃に一貫性が足りない。
0勝9敗1分のライオンズは、得点数ランキングで30位、パッシングで30位、レッドゾーンオフェンスで30位、プレー平均ヤードで28位、トータルヤードで27位、ラッシングで16位という状態でサンクスギビングデーのシカゴ・ベアーズ戦を迎える。
ゴフが最後に先発勝利を挙げたのは、まだロサンゼルス・ラムズにいた2020年のシーズン第14週(ニューイングランド・ペイトリオッツに24対3で勝利)のことで、2020年の第15週から10回以上先発して0勝のQBは彼だけだ。その苦戦はライオンズの武器の少なさと創造力の欠如と共に顕著となっている。ゴフはQBのパサーレートでNFLランキング28位(84.0)となっており、アテンプト平均ヤードで35位(6.3)、ターゲットデプスでは最下位タイの36位(6.4)に位置している。
リンは先週、プレーコールをキャンベルが引き継ぐことに異論はないと発言しており、自分がヘッドコーチの立場でも同じことをしただろうと述べた。
キャンベルも、オフェンスの苦戦はOCとの不仲が原因ではないとするゴフのコメントを繰り返した。
「記事は誰かに見せてもらった。情報元はチーム内の人物とされていた。誰だか知りたいものだね、なぜなら私ではないから」とコーチは述べた。
リンは2017年にロサンゼルス・チャージャーズのHCになるまで長くNFLでアシスタントを務めていたが、プレーコールの経験は少なかった。
ライオンズはOCの適応について正しい発言をしているが、真実は、次の数カ月でキャンベルが2022年もリンをOCにとどめるか、それとも1シーズン限りで別れを選ぶかによって明らかになるだろう。
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