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ベアーズ激震、QBホイヤーがパッカーズ戦で左腕骨折

2016年10月21日(金) 14:55

左腕を骨折したベアーズQBブライアン・ホイヤー【AP Photo/Matt Ludtke】

シカゴ・ベアーズのクオーターバック(QB)ブライアン・ホイヤーが現地20日(木)に開催されたグリーンベイ・パッカーズ戦の第2クオーターで左腕を骨折し、試合を離脱するアクシデントが起こった。これはベアーズのヘッドコーチ(HC)ジョン・フォックスがサイドラインにいた大手メディア『CBS』記者であるトレイシー・ウォルフソンに伝えたもの。試合は26対10でパッカーズがベアーズを下した。

パッカーズのラインバッカー(LB)ジュリアス・ペッパーズによるタックルを受けた後、ホイヤーは自ら左腕を抱え込んだ。サイドラインへと下がったホイヤーは、その直後にはロッカールームへと移動。ホイヤーに代わってマット・バークリーがQBを務めた。

バークリーは南カリフォルニア大在学時、トッププロスペクト選手として知られるが、2013年のドラフトでは結局4巡目指名。フィラデルフィア・イーグルスに所属していた2014年以来、バークリーはレギュラーシーズンでパスを出しておらず、ベアーズに移籍する前はアリゾナ・カーディナルで1シーズンを過ごした。名QBのフィル・シムズがバークリーをどんなに褒めようとも、NFLでの経験値が足りていないバークリーが活躍する姿を想像することは難しい。

バークリーは初ドライブでボールを54ヤード前進させ、キッカー(K)コナー・バースによる39ヤードのフィールドゴールを演出した。

20日午前、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートはベアーズのテッド・フィリップスCEOが「先発QBとしてジェイ・カトラーが復帰するのは時期尚早である」と語ったと報じた。4試合連続で300ヤード超え、計6タッチダウン、0インターセプトをマークしたホイヤーは、カトラーの状況がどうであれ、先発QBを任されるに値する結果を残していた。しかし、どちらも同様に負傷した状態で、かつ、ホイヤーの復帰時期は見通しが立たないことを考えると、カトラーに再び先発として活躍するチャンスが回ったきそうだ。