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【2016年第7週】ロジャースとアダムスの活躍でパッカーズが今季4勝目

2016年10月21日(金) 13:10


タッチダウンパスが決まりガッツポーズをするグリーンベイ・パッカーズQBアーロン・ロジャース【Aaron M. Sprecher via AP】

現地20日(木)、第7週のサーズデイナイトフットボールとなるシカゴ・ベアーズ対グリーンベイ・パッカーズが行われた。先週はホームでダラス・カウボーイズに敗れてしまったパッカーズだが、この試合では後半に入って本調子を発揮、3タッチダウンを決めたクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースの活躍などで、26対10でベアーズを下して今季4勝目を挙げた。

エースランニングバック(RB)エディ・レイシーがケガで欠場となり、試合開始からQBロジャースの強肩に頼ることとなったパッカーズ。最初のオフェンスドライブではワイドレシーバー(WR)ランドール・カッブへの10ヤードパスなどで敵陣に攻め込むも、ゴールラインを割ることができず、最終的にはフィールドゴールで先制。その後も再び敵陣1ヤードまでボールを前進させたパッカーズ攻撃陣だったが、フォースダウンギャンブルに失敗し、タッチダウンのチャンスを逃してしまう。

対するベアーズもエースQBジェイ・カトラーを親指のケガで欠き、代打としてQBブライアン・ホイヤーを先発させるも、ホイヤーがパッカーズ守備陣のパスディフェンスに苦戦し、思ったような活躍ができない。そんなベアーズに追い打ちをかけるように、第2クオーターにホイヤーがディフェンスにタックルされた際に左腕を負傷。そのままロッカーに運ばれ、3番手QBで南カリフォルニア大学出身のマット・バークリーに出番が回ってくる。ベアーズはバークリーの短いパスで敵陣21ヤードまで侵入し、フィールドゴールを決めて試合を同点にしている。前半終了前には、カッブがロジャースからのパスをエンドゾーン際でキャッチしたものの、左足がエンドゾーン内に着地していなかったためにタッチダウンとならず、結果的にパッカーズはフィールドゴールを決めてスコアを6対3として前半を終えた。

ベアーズ守備陣は第3クオーター最初のドライブでロジャースからファンブルを誘い、それをアウトサイドラインバッカー(OLB)レナード・フロイドがエンドゾーンでリカバーしてタッチダウンを決めてベアーズがリードを奪う。一方、パッカーズもその後はオフェンスがリズムをつかみ、この日、ランニングバックとしてもプレーしているWRのタイ・モンゴメリーとデイバント・アダムスを中心にベアーズ守備陣を攻め崩し、ロジャースからアダムスへの5ヤードパスでタッチダウン、リードを奪い返してみせた。

勢いに乗るパッカーズは第4クオーター序盤にもアダムスがこの試合2度目のタッチダウンパスを捕り、追加点を決める。これで完全にエンジンがかかったロジャースは次のオフェンスドライブでも、カッブへの2ヤードパスで3度目のタッチダウンパスを通して試合を決定づけた。

バークリーはその後も目立った活躍のないまま、第4クオーターに2度もパスをインターセプトされ、試合終了。

エースRB不在で試合に挑んだパッカーズだったが、QBロジャースがパス56回中39回成功、326ヤード、3タッチダウンと活躍し、白星をものにしている。WRアダムスはレシーブ13回、132ヤード、2タッチダウンと力を発揮。WRモンゴメリーもキャリー9回、60ヤード、レシーブ10回、66ヤードをマークして勝利に貢献している。

第2クオーターでロッカールームに下がったバックアップQBホイヤーは左腕を骨折していると判断された。代打QBのバークリーはパス15回中6回成功、81ヤード、0タッチダウン、2インターセプトで試合を終えている。ベアーズはこれで3連敗だ。