ノートルダム大学HCの候補者ではないとジャガーズHCマイヤー
2021年12月01日(水) 13:07ジャクソンビル・ジャガーズのヘッドコーチ(HC)であるアーバン・マイヤーはNFLにやってきて初めてのシーズンに厳しい状況に置かれている。しかし、たとえノートルダム大学に空きができたとしても、2勝9敗のジャガーズの立て直しという仕事からマイヤーHCを離れさせることはできない。現地11月30日(火)、マイヤーHCはノートルダム大学のヘッドコーチ候補に挙げられているとの推測を退けた。ブライアン・ケリーがルイジアナ州立大学(LSU)のヘッドコーチ職を受けたため、ノートルダム大学のポストに空きができている。
『The Associated Press(AP通信)』によれば、火曜日に行われた電話会見でマイヤーHCは「私は候補ではない」と語ったという。
「もちろん、私はこの人生の6年間をそこで送ったし、ノートルダム大学には深い敬意を払っている。前に話したように、それはUSC(南カリフォルニア大学)やUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)に対しても同じことだ。だが、私はジャガーズにコミットしており、状況を変えるために自分たちにできるベストをやっている」
57歳のマイヤーHCは1996年から2000年にノートルダム大学のワイドレシーバー(WR)コーチを務め、かつては同大学のヘッドコーチは“夢の仕事”だと話していた。
いつかノートルダム大学に戻ることがあるとしても、明らかにそれは今ではない。
マイヤーHCは今年初めにUSCからの関心についても否定していた。大成功を収めた大学の仕事に戻ることは、マイヤーHCにとっては魅力的だと見られてきた。マイヤーHCはナショナルチャンピオンシップを3度勝ち取った――2回はフロリダ大学で、もう1回はオハイオ州立大学で――後、『Fox Sports(フォックス・スポーツ)』でカレッジフットボールのアナリストを務めている。
NFL初年度に厳しい道のりを歩んでいるマイヤーHCだが、困難なスタートを切った要因の一つはマイヤーHC自身にある。シンシナティ・ベンガルズに敗れた後にオハイオ州に残った際のふるまいは、オーナーであるシャド・カーンの不興を買った。とは言え、マイヤーHCが再建プロジェクトを引き継いだことを考えれば、NFLのヘッドコーチとしてのポテンシャルをジャッジするのはまだ早すぎる。
再建プロセスの手始めに、4月に実施されたドラフトの全体1位でフランチャイズの顔となるクオーターバック(QB)としてトレバー・ローレンスを指名したマイヤーHCだが、本人がすでに学習した通り、ジャガーズがAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区最下位から脱出するには有望なQB以上のものが必要だ。2018年以来、ジャガーズは各シーズンをディビジョン最下位で終えている。
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