カウボーイズDTトリステン・ヒルの出場停止処分は1試合に軽減
2021年12月01日(水) 13:59サンクスギビングデーに実施されたラスベガス・レイダースの試合で起こった一件によって2試合の出場停止処分を科されたディフェンシブタックル(DT)トリステン・ヒルだが、NFLとNFLPA(NFL選手会)の上訴責任者であるデリック・ブルックスが出場停止処分を1試合に減じたと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地11月30日(火)に伝えている。
カウボーズも後に処分の軽減について発表しており、これによってヒルはニューオーリンズ・セインツとのサーズデーナイトフットボールには欠場するものの、シーズン第14週のワシントン・フットボール・チーム戦には出場できることになる。
ペリセロと『NFLネットワーク』のイアン・ラポポートは月曜日に、NFLはレイダースのオフェンシブラインマン(OL)ジョン・シンプソンといさかいを起こし、シンプソンのフェイスマスクを平手打ちしてヘルメットを芝にたたき落としたヒルに対して2試合の出場停止処分を科したと報じていた。
NFLのフットボール運営部門副社長のジョン・ラニアンはヒルにあてた文書を送っており、その中にはリーグによる裁定の説明が含まれている。
ラニアンによる文書には「11月25日に行われたラスベガス・レイダース対ダラス・カウボーイズ戦の後、あなたはリーグが不必要な粗暴行為と見なす行為に及び、スポーツマンシップの欠如を露呈した。具体的には、両チームが握手をしているときに50ヤードラインで相手を50秒以上待っていたことが挙げられる。相手の居場所を突き止めると、あなたはロッカールームとは逆方向に向かって歩いていった。言葉を交わしつつ胸を突き合わせ、エスカレートしたあなたが相手のヘルメットが外れるほどの威力でフェイスマスクに平手打ちした」とつづられていた。
PUP(故障者)リスト上でシーズン開幕を迎えたヒルは、3試合の出場でタックル8回をマークしている。
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