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トニー・ゴンザレスの100ヤード試合数記録を狙うバッカニアーズTEグロンコウスキー

2021年12月01日(水) 14:23

タンパベイ・バッカニアーズのロブ・グロンコウスキー【AP Photo/Kevork Djansezian】

タンパベイ・バッカニアーズのタイトエンド(TE)ロブ・グロンコウスキーは11年のキャリアで多くのことを成し遂げてきた。この競技から1シーズン離れていなければ、業績はさらに多くなっていたことだろう。

去る日曜日、負傷を抱えてきたグロンコウスキーとクオーターバック(QB)トム・ブレイディは新たなつながりを見せた。インディアナポリス・コルツを38対31で下した試合で、未来の殿堂入りQBが未来の殿堂入りTEに7回のパスをつなげ、この試合で最も多い123ヤードを記録したのだ。これまで5試合を欠場し、他にも2試合を途中で離脱していたグロンコウスキーにとって、この数字はシーズンハイにあたる。

モンスター級のパフォーマンスによって32歳のグロンコウスキーはトニー・ゴンザレスが保有するタイトエンドによる100ヤード越えの最多試合数(31)まであと1試合に迫った。今季中にその記録を破ることも可能だろう。現地11月30日(火)に『NFL Total Access(NFLトータル・アクセス)』に出演したグロンコウスキーは、ゴンザレスの偉業を越えたいとの思いをこう語っている。

「そう、俺はその記録を抜こうとしている。つまり、記録更新を狙わない理由はないだろ? 俺はそこに向かっている。トニー、俺は狙ってるぜ。基本的にはすべての記録を持っているし、この一つも目指す。すごくクールな記録だ。この記録で、俺がボールの達人であり、トニーがボールの達人であることが示されていると思う」

信じるか否かは別として、グロンコウスキーが今季に記録更新に直面するのはこれが初めてではない。2月に行われた第55回スーパーボウルで、グロンコウスキーとその友人であるブレイディは1人のクオーターバックと1人のパスキャッチャーの組み合わせによるタッチダウンパス最多記録を築いている。

TEによる単一シーズンのタッチダウン記録(2011年の17回)を含む3件の個人記録をすでに打ち立てているグロンコウスキーは、100ヤード越えを2試合で達成して新たな記録を歴史に刻むために、レギュラーシーズン中にあと6回のチャンスが残されている。

グロンコウスキーが2試合連続で100ヤードゲームを達成してから5年が経っている。かつてゴンザレスが所属したチームであるアトランタ・ファルコンズを相手に、この日曜日にグロンコウスキーがゴンザレスの記録に並ぶことができるかを見守りたい。

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