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シーホークスがベテランRBエイドリアン・ピーターソンと練習生として契約

2021年12月02日(木) 08:55

エイドリアン・ピーターソン【AP Photo/Wade Payne】

年を取ることを知らないかのようなランニングバック(RB)エイドリアン・ピーターソンの旅はまだ終わらない。

シアトル・シーホークスが7度のプロボウラーである36歳のピーターソンと練習生として契約した。ヘッドコーチ(HC)ピート・キャロルが現地1日(水)に認めている。

シーホークスの記者であるジョン・ボイルによれば、キャロルHCは「彼はこれまでとまったく同じようにアグレッシブかつタフにプレーしているので、私は彼がこのクラブにもたらすものを切望している」と話したという。

シーホークス攻撃陣の苦戦は最近になって深刻になっており、試合平均92.5ヤードのラッシングアタックはNFLで25位に沈んでいる。ピーターソンがそこを活性化できるかはまだ分からない。

スターRBデリック・ヘンリーが負傷したのを受け、テネシー・タイタンズがピーターソンと契約したものの、わずか3試合を経たところで先週にリリースしていた。タイタンズ在籍中にピーターソンはキャリー27回で82ヤードをマーク。ピーターソンがキャリア通算1万5,000ヤードに届くには、シーホークスであと98ヤード稼ぐだけでいい。NFLの歴史上、この記録を達成したRBはエミット・スミス、ウォルター・ペイトン、フランク・ゴア、バリー・サンダースの4人だけだ。

『Seattle Times(シアトル・タイムズ)』のボブ・コンドッタによれば、キャロルHCは南カリフォルニア大学のコーチだった頃にピーターソンをリクルートしたことがあると話したという。しかし、ピーターソンはオクラホマ大学を選び、そこで3シーズンにわたって活躍した。

ピーターソンはシアトルで、NFLで所属する7つ目のチームに合流する。2007年のドラフト1巡目で自分を選択したミネソタ・バイキングスで10シーズンを過ごしたピーターソンは、アリゾナ・カーディナルス、ニューオーリンズ・セインツ、ワシントン・フットボール・チーム、デトロイト・ライオンズ、タイタンズを転々としてきた。プロとして2007年の攻撃部門ルーキー・オブ・ザ・イヤー、2012年のMVP、2012年攻撃部門プレーヤー・オブ・ザ・イヤー、オールプロ4回などに選ばれた業績を残している。

キャリアのこの時点では、ピーターソンの効率性には疑問が持たれるかもしれない。しかし、NFLの平均キャリアが最も短いポジションでこれだけ長くプレーしているという事実こそ、真の驚異だと言えよう。

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