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シーホークスOCウォルドロン、WRメットカーフに「ボールを託せるようにすべき」

2021年12月04日(土) 14:35


シアトル・シーホークスのD.K.メットカーフ【AP Photo/Aaron Gash】

ワシントン・フットボール・チームに17対15で敗れた後、シアトル・シーホークスのクオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンはワイドレシーバー(WR)D.K.メットカーフにもっとパスを回す必要があると語った。攻撃コーディネーター(OC)であるシェイン・ウォルドロンも同じ意見を持っている。

『ESPN』のブレイディ・ヘンダーソンによると、ウォルドロンOCは「彼にボールが渡るようにしなければならない。試合中に起こるあらゆることを言い訳にせず、そのようにしていくつもりだ。それがわれわれのやるべきことだ」と明かしたという。

現地11月29日(月)、試合前半で全くターゲットにされなかったメットカーフはターゲット4回でキャッチ1回に終わった。レシーブ1回で13ヤードはメットカーフにとって新人時代を過ごした2019年シーズン第16週に次ぐ最低記録となった。

シーホークスはメットカーフをターゲットにするためにデザインした8回、ないし9回のプレーをコールしたものの、失敗に終わったとウィルソンは指摘している。

メットカーフは直近4試合のレシーブヤードでいずれも50を下回っている。その間、シーホークスは1勝3敗で白星を挙げたのはジャクソンビル・ジャガーズ戦だけだった。メットカーフはシーズン第1週から第7週までに試合平均76.7レシーブヤード、キャッチ1回あたり16.3ヤードを記録し、合計6回のタッチダウンをマーク(7試合中5試合でタッチダウン)していた。一方、シーズン第8週から第12週までは試合平均28.3レシーブヤード、キャッチ1回あたり8.1ヤード、タッチダウン2回を獲得するにとどまっている(直近3試合はタッチダウン0回)。

シーホークスは現在3勝8敗と低迷しており、最高のプレーメーカーを参加させることがチームを好転させる可能性を高める唯一の方法だと言えよう。今季で巻き返しを図るには遅すぎるかもしれないが、2022年シーズンでヘッドコーチ(HC)ピート・キャロル率いるチームが成功するか否かは、今季終了までにどれだけ活力を持ってプレーするかにかかってくるだろう。

【RA】